第3話
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再びリバーサイドを訪れた二人はヴァンの提案によってあるカフェを訪れた。
〜リバーサイド・カフェ”ベルモッティ”〜
「あら、いらっしゃーい♪待っていたわよ、ヴァンちゃん♪そろそろ来るんじゃないかと思ったわ。そっちのカワイコちゃんが依頼者かしら?うふふっ、制服が似合ってるわねぇ〜。」
「???え、あの……」
「ったく、挨拶早々、見透かしてくるんじゃねえよ。」
店に入った途端自分達の今までの行動について知っている様子の店主らしき長身の男性の言葉にアニエスが戸惑っている中ヴァンは呆れた表情で指摘した。そして二人は店主である男性に近づいた。
「アタシはベルモッティ、このお店のオーナー兼バーテンダーでね。ヴァンちゃんとは只ならぬ関係でもあるわ♪」
「ええっ……!?」
(この男の知り合いにまともな人間はいないのですか……)
「持ちつ持たれつの関係ってだけだ。ここのコーヒーとカクテルは絶品だがな。色々胡散臭いコネなんかもあって、その筋じゃ”情報屋”としても有名だ。」
男性――――――ベルモッティの自己紹介にアニエスが驚いている中メイヴィスレインは呆れた表情を浮かべ、ヴァンはベルモッティの説明を訂正した後ベルモッティの事について説明した。
「あ………――――アニエス・クローデルと申します。よろしくお願いします、ベルモッティさん。」
「あらご丁寧に。ヴァンちゃん、良いわねこの子♪どういう経緯かは置いておいて――――ジャコモのオジサン絡みで来たのよね?」
「……はい。」
「既に一通りは掴んでいるよな?」
アニエスの自己紹介を微笑ましそうに見守った後すぐに表情を引き締めたベルモッティの確認にアニエスは頷き、ヴァンはベルモッティに訊ねた。
「そりゃもう、目と鼻の先だし。同業者の風上にも置けないロクデナシなオジサンだったけど……流石に可哀想だったわよねぇ、自業自得の可能性が高いとはいえ。」
「自業自得……ですか?」
「ハン、やっぱり何かやらかしてたってワケか。……ちなみに昨日の夜あたりか?」
「よくわかるわねぇ、その通りよ。その筋から入ってきたんだけど……彼、警察にタレコミしたそうでね。『巨額の薬物取引を半グレ集団が行っている』って内容だったらしいわ。」
「や、薬物取引……?」
「聞かない話じゃねえが……――――――だが、偽情報だったんだな?」
ベルモッティの話を聞いたアニエスが困惑している中察しがついていたヴァンはベルモッティに確認した。
「ええ、警察が何人か拘束したけど薬物取引がされていた形跡はナシ。ただ、何者かと争っていたみたいでその相手というのがわからないのよ。ちなみに――――――捕まった半グレたちはこ
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