第3話
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ンの言葉に呆けたアニエスはヴァンが視線を向けている方向――――――遊撃士協会の支部に視線を向けた。
「遊撃士協会……そういえば中央駅の近くにあると聞いた事がありました。」
「ああ、灯台下暗しかもしれねえが、鼻の利く連中でもある。”二人組”共々出し抜いて先に依頼品を押さえちまうぞ。」
「……はい。それで隠れ家の入口というのは?」
「すぐそこだ。――――――あの老舗デパートの脇道にゲートがある――――――行ってみるぞ。」
「はいっ……!」
そして二人はゲートの近くまで来てヴァンがゲートの扉を開いてアニエスと共にゲートに入ろうとしたその時、何者かの視線を感じた。
「………?」
視線を感じたヴァンは少しだけゲートから離れて周囲を見回した。
「?どうしました?」
「何でもない、行くぞ。(……気のせいか?ま、”匂わない”ならいいだろ。)」
視線の正体がわからなかったヴァンだったが特に支障はないと判断し、アニエスと共にゲートへと入って行った。
「……ふふっ。相変わらず鼻が利くみたいね。どう転ぶかはわからないけど……大切な後輩をよろしくね、裏解決屋さん。」
視線の主――――――レンは歩道橋から二人の様子を見守りながら静かな笑みを浮かべて呟いた――――――
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