第十幕その四
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「長袖だけれど」
「全体的に動きやすいね」
「靴もね」
こちらもというのです。
「そうした服が好きよ」
「だから冒険の時はいつもそうした服だね」
「そうなのよ」
まさにというのです。
「好きなのよ」
「そうだね、ただね」
「ただ?」
「ズボンはね」
こちらのファッションについてhです、ドロシーは微妙なお顔になってそのうえで臆病ライオンにお話しました。
「オズマもベッツイもトロットもだったけれど」
「ああ、着ないね」
「そうでしょ」
「そうですよね、前から思ってましたけれど」
神宝もそれはと言いました。
「ドロシーさん達はズボン穿かれないですね」
「そうでしょ」
「キュロットも」
こちらの服もというのです。
「そうですね」
「あまりね」
「そちらはですね」
「好きでなくて」
それでというのです。
「穿かないの」
「それはどうしてですか?」
「私達が外の世界にいた頃はアメリカの女の子はズボン穿かなかったのよ」
「皆スカートですか」
「そうだったから」
「今もですか」
「私達はスカートなのよ」
こちらしか穿かないというのです。
「それも丈はね」
「膝を覆う位ですか」
「ミニスカートもよ」
「穿かれないんですね」
「そうしてるの」
こう神宝にお話しました。
「やっぱり私達が外の世界にいた頃はなかったから」
「だからですね」
「今もそのファッションなの」
「ドロシーさん達は。ただそれだと」
神宝はここまで聞いてあることに気付いて言いました。
「オズマ姫は」
「最初からオズの国にいても私達と同じファッションかよね」
「それはどうしてですか?」
「オズマは暫く男の子だったでしょ」
ドロシーは神宝にこのことをお話しました。
「オズの国の王族だってこともわかっていなくて」
「そうでしたね」
「それでなのよ」
その為にというのです。
「男の子だった頃ずっとズボンだったし」
「それで女の子に戻れて」
「はじめてスカートを穿いてね」
そうしてというのです。
「感激して」
「それからですか」
「ずっとね」
「スカートなんですね」
「そして私達といつも一緒にいるでしょ」
ドロシー、ベッツイ、トロット達とです。
「それで服のお話もしてるけれど」
「ドロシーさん達の影響も受けてですか」
「あの娘もスカートの丈は短くないの」
「そういうことですね」
「オズの国でも民族衣装は兎も角ね」
各国のです。
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