第五十一話 決着その十三
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「仲間ならな」
「言わないと駄目だな」
「そうだからな」
「まずはそちらに戻るか」
「お前もだな」
「ああ。都庁に戻る」
封真も微笑んだ、そのうえで答えた。
「そして夢の中になるが」
「仲間に言うな」
「終わったことをな」
「そうだな、ならひとまずな」
「お別れだな」
「だが少しの間だけだ」
別れるのはというのだ。
「そうだな」
「ああ、俺達はもう離れない」
封真もその通りだと答えた。
「二度とな」
「小鳥とな、なら俺は小鳥と帰る」
「そうするな、明日にでも会おう」
「学校でか」
「それでどうだ」
「いいな、ならな」
「帰ろう」
ここで丁が二人を元の世界に戻した、二人はそのまま小鳥のところに来て終わったことを話した、すると小鳥は微笑んで言った。
「よかったわ、もうこれでね」
「俺達はまた一緒に暮らせる」
「戻るんだ」
「そうね、それじゃあ今から」
小鳥はあらためて言った。
「天の龍の皆のところによね」
「ああ、議事堂にな」
神威はすぐに答えた。
「戻ろう」
「皆のいる場所にね」
「俺達の場所はあの神社だが」
桃生神社だがというのだ。
「しかしだ」
「それでもね」
「まずはな」
「議事堂も私達の場所になったから」
「天の龍になったからな、俺が」
「それでよね」
「そこに戻ってそれからだ」
神威は小鳥に微笑んで話した。
「俺達はだ」
「神社に戻るのね」
「そうしよう、俺も部屋に戻る」
アパートのそこにというのだ。
「そういえば最近戻っていなかった」
「そうだったわね」
「だからな」
それでというのだ。
「一度そちらにも戻る」
「私も一緒に行っていい?」
「勿論だ、封真も来るか」
「ああ、それならな」
封真は神威の今の誘いに微笑んで応えた。
「宜しく頼む」
「それならな」
「明日な」
「俺の部屋にもな」
「桃生神社で待ち合わせするか」
「そうだな、そこから行こう。そしてだ」
神威はさらに話した。
「部屋の掃除をしないとな」
「ずっと戻ってなかったから」
小鳥はそれでと応えた。
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