第2話
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に介入してくるまでに少しでも有利な情報を手に入れて、連中に対して有利に立とうってハラか?」
「っ!?お、お前何で”中央”の動きを……!?”連中”の事は秘匿情報だぞ!?」
「……どうやら噂以上に一筋縄じゃいかん若造のようだな。刃こそついてないとはいえ、見た事もない武器に、最新式の戦術導力器。ここ数年の業績内容も限りなくグレーで非合法のラインをギリギリで見極めている。……こちらがその気になればいつでも”検挙”に切り替えられるんだぞ?」
ヴァンの質問にネイト捜査官が驚いている中、黒人の刑事――――――ダスワニ警部は腕を組んでヴァンを睨んで警告した。
「そりゃ怖い――――――と言っても護身用の特殊警棒でしかないけどな。Xipha(ザイファ)はあくまで導力ネット用でテスターとしての所持許可も持っている。ま、得体のしれない外国企業のお墨付きってのが胡散臭いのは認めるが。」
「自分で言うな、自分で。……まったく調子の狂う若造だ。」
「警部、こうなったらとことん締め上げるしかないですよ!あんな可愛い子を誑かしている時点でロクなヤツじゃないのは確かなんですか!」
ヴァンの答えにダスワニ警部が呆れている中ネイト捜査官は真剣な表情でダスワニ警部に提案した。
「なんだアンタ、ああいう乳臭いのがタイプなのか?気をつけろよ〜、警察官の身で援交とかハマったら洒落にならんぜ。トラブった場合は相談に乗るけどよ。」
「っ、コイツ……!」
「コラ、安い挑発に乗ってんじゃ――――――」
「ええ――――マトモに相手をするだけ無駄ですよ。
そしてヴァンの挑発に乗ったネイト捜査官をダスワニ警部が注意したその時青年の声が聞こえ、声を聞いたその場にいる全員が視線を向けると取り調べ室にスーツ姿の眼鏡の青年が入ってきた。
「………………」
「な、なんだアンタ……!?ここは部外者が入っていい―――――」
眼鏡の青年の登場にヴァンが黙っている中、ネイト捜査官は困惑の表情で眼鏡の青年に注意しようとしたが
「失礼、今回の件で協力を要請したGIDの者です。北カルバード総督情報省(GID)、分析室所属、キンケイドです。この度はジャコモ・コンテの捜索に協力していただいて感謝します。まあ、一歩及ばず釣れたのは小物の割に厄介過ぎる人脈を持つ小物のようですが。」
「……おい…………」
眼鏡の青年――――――キンケイドは名乗った後苦笑を浮かべてヴァンに視線を向け、キンケイドの言葉にヴァンは呆れた表情を浮かべて呟いた。
「い、いや〜、本当に面目ない。ですが犯人を逃したとはいえ、この男が何か知っているのは間違いないですよ!何としても締め上げて――――――」
「ああ、必要ありません。彼と連れのお嬢さん
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