第百十二話 二つの祭りその三
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「加工されてるのよ」
「そうなんだな」
「それでね」
「料理部の豚汁はか」
「そうしたお野菜使って」
そうしてというのだ。
「作ってね」
「売るんだな」
「安くね」
「そうするか」
「それでね」
かな恵はさらに話した。
「あったまるし栄養もね」
「あるんだな」
「だからね」
成海に笑って話した。
「成海っちもね」
「食っていいか」
「いいわよ」
笑顔での返事だった。
「勿論味もね」
「いいんだな」
「それにね」
かな恵はさらに話した。
「安いから」
「文化祭の売店だしな」
「ぼらないし」
それもないというのだ。
「だからね」
「安心してか」
「来てね」
「それじゃあな、まずは運動会でな」
「次に文化祭ね」
「続くな、運動会の時は」
成海はこの時のことも話した。
「一日中体操服だよな」
「それはね」
「もう当然だな」
「そうよね、昔はね」
かな恵はここで嫌そうに話した。
「女の子はブルマだったから」
「ああ、あれな」
「一日中だとね」
「見られてな」
「嫌だったでしょうね」
「っていうかな」
成海はブルマと聞いてこう言った。
「何でだよ」
「何でっていうと?」
「いや、体操服半ズボンでいいだろ」
今のそれでというのだ。
「スパッツとかな」
「それが昔はね」
「あれだったんだな」
「どういう訳かね」
「あれが不思議だよな」
「そうよね」
「ブルマは駄目だろ」
成海はどうかという顔で言い切った。
「水着化下着だろ」
「デザイン的にね」
「もうな」
それこそというのだ。
「そのままな」
「下着姿でいるみたいなものね」
「変な奴に興味持たれるだろ」
「変態さんにね」
「というか他の学校じゃな」
八条学園以外のというのだ、自分達が通っている。
「変な先生多いだろ」
「公立異常に多いわよね」
「変な先生がな」
「やたら痴漢とか傷害で捕まるのよね」
「特に性犯罪でな」
「そうよね」
「そんな変態の目の前にいたらな」
そうした格好でというのだ。
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