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ソロの石板
第1話 出会い
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しかし2人にナイフが当たる寸前でカリスが飛び出し、服の内側に隠していた木刀を居合切りの様に叩きつけた。

「うげぇ!!」

盗賊は痛々しい叫びを上げ地面に倒れる。そこにロイドが銃口を向けて言った。

「ロープコマンド」

ロイドの声と共に銃口から蛇の様に這い出した縄が盗賊をきつく縛り上げた。

「な、何を……」

「黙れ。」

盗賊の言葉をロイドが遮り、ミノムシのように丸まった盗賊を崖の近くまで蹴って転がして行くのを見てカリスが意見した。

「あー……ちょっと?流石に殺すのは」

「殺さねぇから安心しろ。まぁ、こいつの答え方にもよるがな。」

そのままロイドは盗賊を縛り付けている無数の縄の内の三本を近くの木にくくりつけ、そのまま蹴り落とす。

「ひぃっ!?」

「カリスさん?ギルドの皆がああいう人じゃないから誤解しないでね?」

「ああ……はい。」

ロイドの冷酷な態度を見てサリーが慌てて言うがそれもきこえていないロイドは崖に宙吊りになっている盗賊を脅す。

「さてと、アジトの場所をいってもらおうか。言わないとここから落とす。」

「だっ、誰がてめぇなんかに!」

盗賊が虚勢を張るが半分泣きそうになっていた。

「そうか。1本目。」

「ひぃっ!?」

ロイドがロープを1本切ったことにより、ガクンと盗賊が下がる。

「とっとと言え。場所は?」

盗賊は情けない声で聞き取れないことを叫びながら暴れたがロイドが2本目のロープを切るとすぐに収まった。

「これで最後だ。アジトの場所を言え。」

ロイドは判決を待つ囚人に死刑を言い渡すかのようにゆっくりと、しかしはっきりと言った。すると盗賊はもうたくさんだとばかりに叫んだ。

「わかった!滝だ!滝だよぉ!滝の裏に隠されてる洞窟だよぉ!!わかったら早く上げてくれぇ!!」

「……オッケー。サリー頼むわ。」

「了解。『テレムソレール』」

サリーが呪文を唱えた瞬間、盗賊の目が虚ろになり、体から力が抜けた。

「おっけー。眠らせたからあげていいよ。」

「了解。」

ロイドが盗賊を上げている間にサリーは携帯電話を取りだし何処かに電話をかけた。

「あ、はい。サリーです。……はい。終わりました。……はい。わかりました。あ!あと欠けてたのも見つかったんですが……はい。ありがとうございます。はい……はい。では後程。」

サリーは携帯電話を切ると盗賊を木の下に寝かせているロイドの元へ向かった。

「やっと終わった……」

「ロイド!嬉しいニュース!」

「どうした?」

「一緒でもいいってさ!」

「何が?」

「え?だから……ほら、私達のところって1人たりないじゃん?色々
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