第七十八話 教会長さんその三十
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「抗議の電話もね」
「物凄く来るんですよね」
「それで人生もね」
これ自体もというのです。
「職場とか学校に抗議の電話とか実際に来る人いたらやっていけないでしょ」
「そうなりますね」
「しかも何処までも追いかけてくるから」
これは追跡班と言われる人達が行うそうです、個人情報を特定するのは特定班という人達が行って。
「大変なことになるのよ」
「自業自得でも酷いですね」
「だから千里ちゃんはね」
「そこまでしたら駄目ですね」
「そうよ、それはそれで間違っているから」
人としてというのです。
「こうしたことって加害者のご家族にも危害及ぶから」
「お家まで来るならですよね」
「普通にそうなるから」
このこともあるからだというのです。
「くれぐれもね」
「そんなことはしないことですね」
「そうよ。教会長さんの奥さんになるなら」
それならというのです。
「尚更よ」
「人として間違ったことしたら駄目ですね」
「千里ちゃんもそうでね」
「お婿さんもですね」
「教会長さんになる人も」
私と結婚してというのです。
「絶対にね、阿波野君はそうしたこと嬉々とやるから」
「ですね、新一君は」
嫌いな相手の嫌がることをわざわざ調べ上げて徹底的にやる位です、そんな子ですから。
「嫌いな相手はとことんですからね」
「無闇に嫌わないけれどね」
「そういえば間違ったことした人だけですね」
嫌うにしてもです。
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