第三百三十話 東へその九
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トウェインはミョッルニルを放ちその攻撃を相殺した、それに留まらず。
サンダーバードに乗ったまま突進し今度はバルムンクで接近戦を仕掛けた、これにはホイットマンも戸惑った。
「くっ、これは」
「自分接近戦はどないや」
「こうするしか出来ません」
こう返してだった。
ホイットマンは空いている左手を拳にしてだった。
そこに炎を宿らせてストレートを繰り出した、トウェインはその一撃をかわしてからホイットマンに言った。
「そう来たか」
「おいらはガンマン銃は得意ですが」
「接近戦はやな」
「そうした武器はです」
「これといってないからか」
「そやからです」
このことを自覚しているからだというのだ。
「ナイフも使いますが」
「こうした格闘戦もか」
「出来ます」
「全く何も出来ん訳やないな」
「はい、ただそれよりも」
「私がいます」
ホワイトバッファローが言って来た、そしてだった。
不意に突進しそのうえでトウェインに一撃を浴びせんとした、トウェインはサンダーバードの上からだった。
ジャンプしそれをかわし反転したサンダーバードの背に着地し振り向きそこにいるホワイトバッファローに乗ったままのホイットマンに言った。
「接近戦はか」
「はい、こいつがしてくれます」
「私もまたご主人の神具ですので」
ホワイトバッフアローは礼儀正しい口調で述べた。
「それ故にです」
「そうして戦うか」
「左様です」
まさにというのだ。
「そうした次第です」
「そういうことか」
「そして」
白い猛牛はさらに言った。
「着ず一つです」
「つけさせんか」
「私がいる限り」
「そうか、見事な神具やな」
トウェインはホワイトバッファローの言葉を聞き彼を素直に称賛した。
「サンダーバードと同じ位な」
「はい」
サンダバードもまさにと続いた。
「この方は」
「そやな」
「この一騎打ちおそらくです」
「暫く続くな」
「そうなります、ですが」
それでもとだ、サンダーバードはトウェインに告げた。
「この戦勝つのは」
「わいか」
「左様です」
その通りだというのだ。
「私が見るに」
「そうか、ほなそうなる様にな」
「戦われますね」
「そうするわ」
こう言ってだった。
「自分の言う通りになる様にな」
「そうしましょう」
サンダーバードは主にここで強い声で提案した。
「私の考えで動いていいでしょうか」
「この一騎打ちはか」
「その様にして」
「ああ、頼むわ」
これがトウェインの返答だった。
「思う存分動いてくれ」
「それでは」
「この一騎打ち相手も神具で空を飛んでる」
再び突進し攻撃せんとしているホワイトバッファローを見つつ話した。ホイットマンを乗
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