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夢幻水滸伝
第三百三十話 東へその八

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「ダメージを与えてな」
「軍の突破を助けますね」
「そや、出来るだけ一撃でも多くや」
「敵陣に攻撃を加えますね」
「わいがこうしてるとな」
 どうなるかとだ、トウェインはサンダーバードに話した。
「絶対にや」
「防衛ラインで指揮を執っておられるホイットマン様が来られますね」
「もう向かってるやろ」
 この場にというのだ。
「そやからな」
「ここに到着される前に」
「出来る限りな」
「ダメージを与えていきますね」
「敵の防衛ラインにな」
 そうするというのだ。
「今はな」
「そうされますね」
「一撃でも多くや」 
 トウェインはこうも言った。
「敵にダメージを与えることもな」
「戦ですね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「ここはな」
「ホイットマン様の到着をタイムリミットとして」
「そしてや」
「攻撃を続けられますね」
「それで自分もな」
 サンダバードもというのだ。
「ええな」
「はい、雷を放ち」
 そうしてとだ、サンダーバードも答えた。
「術もです」
「使ってくな」
「そうしていきます」
 こう主に答えた、そして。
 サンダーバードは翼をはばたかせ無数の落雷を放ってそのうえで敵の防衛ラインを攻撃した、術も使った。
 彼が二度落雷を放つとだった。
 目の前にホイットマンが飛んで来た、そのうえでトウェインに言ってきた。
「これ以上はさせません」
「やっぱり来たか」
「おいらもです」
 自身の神具のホワイトバッファローに乗り右手にもう一つの神具であるゲイボルグショットガンの形をしているそれを手に言った。
「星のモン、そしてこの軍を預かってます」
「そやからやな」
「先輩をこれ以上放っておけません」
 こう言うのだった。
「そやからです」
「戦うか、わいと」
「そうします」
 トウェインを見据えて告げた。
「そしてです」
「わいを倒すか」
「そうします」
 こう言うのだった。
「ここで」
「そうか、ほなな」
「ここは一騎打ちをしましょう」
「ああ」
 まさにと言うのだった。
「お互いにな」
「そして」
「自分が勝つな」
「そうします、ほな行きます」
「ああ、思う存分戦おうな」
 トウェインも応えた、そうしてだった。
 彼はサンダーバードに乗ってホワイトバッファローに乗るホイットマンと空を駆り激しい一騎打ちに入った。ホイットマンがショットガン状の攻撃を広範囲に放てば。
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