プロローグ 後篇〜合同捜査隊『エースキラー』〜後篇
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を振りまいた”悪魔”を崇めていた宗教団体や。――――――その生き残りの残党と、ウチらがいた暗殺組織――――――”月光木馬團”を合流させて”好きにやらせてみたんよ。”そうして立ち上がったのが、他に類を見ない育成システムを編み出した”庭園”という暗殺者達の組織や。」
「つまりその”破戒”とやらの”蛇の使徒”によって最悪の組織同士が混ざり合った事で”最悪の化学反応”が起こったという訳ね……」
「フン、その”庭園”という組織を作る切っ掛けとなった”破戒”とやらは教団のクソ野郎共をも超えるとんでもねぇ外道のようだったな。」
「ハッ……噂でしか聞かなかったが、その”破戒”とやらは例の結社とやらの中でも噂以上の”最悪”の部類になる野郎だったみてぇだな。」
「何てことだ………――――――という事は”正確に言えばD∴G教団はまだ完全には壊滅していないって事じゃないか”……!?」
ルクレツィアの話を聞いたルファディエルは目を細め、ランドロスとガルシアは鼻を鳴らした後それぞれ不愉快そうな表情を浮かべ、ロイドは厳しい表情で声を上げた。
「―――――ちなみにこれは余談やけど、1年半前の”ヘイムダル決起”の件であんさん達が終盤共闘した勢力――――――”新帝国解放戦線”を名乗っていた4人の内の2人はその”庭園”を裏切って”庭園”から逃亡している元構成員達やで。」
「!”新帝国解放戦線”の4人――――――ルーファス公子達という事は、既に”出自”が判明しているルーファス公子とラピスは省く事になるから、スウィンとナーディアがその”庭園”という組織の……」
「………………」
ルクレツィアの指摘を聞いて心当たりを思い出したロイドはある二人の人物を思い浮かべて真剣な表情で考え込み、リーシャはロイド同様ある二人の人物を思い浮かべて複雑そうな表情を浮かべて黙り込んでいた。
「―――――これで理解しただろう?”アルマータ”という組織があの結社よりも危険かつ凶悪な組織へと成長しつつかつ、”最悪”は14年前のD∴G教団による災厄――――――いや、4年前のエレボニアの”黄昏”のような”災厄”を引き起こす可能性も十分に考えられる事が。」
「その”災厄”を未然に防ぎ、かつ対抗する為には”正攻法”――――――”表”のやり方だけでなく、”非合法”――――――”裏”のやり方を利用する事もそうですが”裏”に詳しい人達の力を借り、かつ時には”法を捻じ曲げる絶対権力”も利用する強引なやり方で挑まなけばならないという事ですか……」
(ロイドさん………)
真剣な表情を浮かべたヴァイスの指摘に対して複雑そうな表情を浮かべながら答えたロイドをリーシャは心配そうな表情で見守っていた。
「………わかりました。”クロスベル中央警察”に所
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