プロローグ 後篇〜合同捜査隊『エースキラー』〜後篇
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何でギュランドロス陛下――――――クロスベル皇帝直々が合同捜査隊のメンバーの一人なんですか!?”総督”のリィン以上に色々な意味で大問題じゃないですか!?」
呆れた表情で答えたヴァイスの答えを聞いたロイドは疲れた表情でヴァイスに突っ込んだが
「んー?確か名前はロイドだったような?その様子だとお前はこのオレ様と誰かと間違えているんじゃないか?オレ様とお前達は”初対面”だぜ?」
「へ……しょ、”初対面”も何も貴方はギュランドロス陛下なのでは?」
大男に指摘されると呆けた様子で訊ね返した。
「惜しいッ!我が名はランドロス・サーキュリーだ!二つ名は”仮面の紳士”!よろしくな!」
「え、え〜と………ギュランドロスへ、いえ、ランドロスさん、でしたか?二つ程伺いたい事があるのですが……」
そして大男――――――ランドロスの答えにその場にいる多くの者達同様冷や汗をかいて表情を引き攣らせたロイドは困惑の表情でランドロスに問いかけた。
「おう、何でも聞いてくれ!」
「その………ランドロスさんの二つ名は本当にそれでいいんですか?」
「”仮面の紳士”か?ハハァッ、いいに決まってんだろ。」
「完全に貴方の本来の二つ名ではありませんけど、それでいいんですか?」
「かっこいいだろ!」
ロイドの質問に対してランドロスは胸を張って自慢げに答え、ランドロスの答えを聞いたロイド達は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「そ、そうですか。では最後に………その、あえて合同捜査隊のメンバーに入った理由は聞きませんけど、顔は仮面で隠したからいいとして、服装くらいは変えようと思わなかったのですか?」
「何が言いたいのか良くわからんが、赤とこの鎧には深〜いこだわりがあってだなぁ………」
「…………あの、ヴァイスハイト陛下?」
自分の質問に対して答えたランドロスの答えに再び冷や汗をかいたロイドはヴァイスに話を振ったが
「――――――ちなみにだが、そいつの”お目付け役”は”クロスベル側の合同捜査隊のリーダー”であるロイド。お前だから、”色々な意味”で頑張れよ。」
「ええっ!?」
「…………一応聞いておきたいのだけど、そちらのランドロスと名乗る男の決断について貴方を除いた他の”六銃士”の面々は知っているのかしら?」
ヴァイスはロイドの問いかけを無視するかのように真剣な表情でロイドにとって驚愕の事実を口にし、その事実にロイドが驚いている中頭痛を抑えるかのように頭を抱えていたルファディエルはヴァイスに訊ねた。
「当然知っているし、止めるつもりも毛頭ない。――――――あのバカ王の思い付きや行動は気にするだけ時間の無駄というのが”俺を含めた六銃士全員の判断だ。”正直付き合
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