プロローグ 後篇〜合同捜査隊『エースキラー』〜後篇
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「フッ………――――――ロイド達と違って他の者達はそれぞれの”思惑”もあるだろうが、我が国とメンフィルの領土となったカルバードでのお前達の活躍、期待している。――――――勿論、活躍具合によっては”ボーナス”を与えるから、各自積極的にロイド達に協力してやってくれ。」
「ハッ、期間限定とはいえ、久々の娑婆での生活に加えてかつてのルバーチェにとって厄介な連中だったマクレイン達との共闘、せいぜい堪能させてもらうぜ。」
「―――――4年前ゼムリア大陸を混迷の時代へと変える切っ掛けを作った愚か者の一人としての罪を償う為……そして今は亡き友に代わり、今もなお別の形で存続しているD∴G教団を今度こそ全て叩き潰す為にも、”A”の捜査の件、全身全霊を持って挑ませてもらう。」
「クスクス、”結社”が潰されて以降ご無沙汰やった”面白い行事”、ウチもたっぷりと楽しませてもらうなぁ。」
「ククク……このメンツやオレ様に加えて名高いあの”灰の剣聖”を始めとしたメンフィルとエレボニアの英傑達もアルマータのクソ野郎共をぶっ潰す捜査に加わるのだから、グラムハート達も心強く思うだろうなぁ――――――だぁっはっはっはっはっ!!」
ヴァイスの激励に対してガルシアは鼻を鳴らした後不敵な笑みを浮かべ、アリオスは決意の表情を浮かべ、ルクレツィアは可笑しそうに笑いながら、ランドロスは口元に笑みを浮かべた後豪快に笑ってそれぞれ答えた。
こうして……メンフィル・クロスベル連合によるA(アルマータ)という犯罪組織を本格的に捜査・撲滅する為の合同捜査隊――――――”エースキラー”が結成された。
そして”エースキラー”結成の数時間前、”力天使”メイヴィスレインとの協力契約を結んだ少女――――――アニエス・クローデルがイーディスの旧市街にある”とある事務所”を訊ねる時より”終焉を超えたゼムリア大陸の新たなる物語”の幕が開く――――――
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