プロローグ 後篇〜合同捜査隊『エースキラー』〜後篇
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スの説明を聞いたロイドは疲れた表情で呟いた後更なる疑問をヴァイスに問いかけた。
「少なくても二人が”逃亡”や更なる罪を犯す事はありえないから、そんなに心配する必要はないぞ。」
「本人達の目の前でそんな確信を持った言い方をするという事は二人と何らかの”取引”をして今回の”合同捜査隊”に加わる事になったのかしら?」
「へ。」
ヴァイスの話を聞いてある事に気づいたルファディエルの推測を聞いたロイドは呆けた声を出した。
「ああ。ガルシアはマルコーニを含めた現在服役中の”ルバーチェ”全体の”減刑”や服役中のマルコーニ達に対する待遇改善、アリオスも同じく服役中のグリムウッド元弁護士の”減刑”を条件に今回の”合同捜査”に協力する事を了承してもらっている。」
「ガルシアはマルコーニ達、アリオスさんは自分ではなく、イアン先生の………―――――って、そもそも”服役中の人達と司法取引”をしている事自体が問題だと思うのですが……」
ガルシアとアリオスが協力している理由を知ったロイドは複雑そうな表情を浮かべたがするにある事に気づくと疲れた表情で指摘した。
「フッ、”リベールの異変”の時にもかつて祖国であるリベールに対してクーデターを起こしたリシャール達が”剣聖”カシウス・ブライトの采配によって異変解決に貢献した事を理由に全員釈放されたという”前例”があるのだから、そんなに大した問題じゃないだろう?」
「………………………………」
「ふふっ、確かに反乱を起こしたリベールの旧情報部の人達と”風の剣聖”はん達の罪を比べれば、旧情報部の人達の方が重いどすな〜。――――――おっと、”風の剣聖”はんに関しては旧情報部の人達の罪よりも重いかもしれまへんな。」
「………”執行者”である貴女にだけはそれを言われる筋合いはないと思うが。」
静かな笑みを浮かべて呟いたヴァイスの答えを聞いたロイドが冷や汗をかいて表情を引き攣らせて黙り込んでいる中女性は静かな笑みを浮かべて呟いた後意味ありげな笑みを浮かべてアリオスに視線を向け、視線を向けられたアリオスは厳しい表情で答えた。
「た、確かに……じゃなくて!?何でルクレツィアさんまでここに……!?」
アリオスが女性に向けたある言葉を聞いて苦笑しながら同意したロイドだったがすぐにある事に気づき、困惑の表情で女性を見つめ
「フフ、久しぶりやなぁ、初代特務支援課のリーダーのお兄はん。こうして顔を合わせるのは空の女神はんらの”お別れ会兼親睦会”の時以来やなぁ。」
女性――――――元結社”身喰らう蛇”の執行者No.V”黄金蝶”ルクレツィア・イスレはロイドの反応を面白そうに見つめながら軽く挨拶をした。
「レティは結社崩壊後フリーの傭兵兼諜
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