プロローグ 中編〜合同捜査隊『エースキラー』〜前篇
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ートナードラゴン”でもあるセレーネと共に”総督”である自分の補佐をしてくれているパントから”合同捜査隊”についての説明を聞かされ、その”合同捜査隊”のメンバーにリィンとセレーネが含まれている事を知った。
「い、いやいやいやいや……!?話の内容は理解しましたが、何でその”合同捜査隊”のメンバーに俺――――――”エレボニア総督”まで含まれているんですか……!?」
「エレボニア総督であるお兄様が、エレボニアを長期間留守にすれば、色々な問題が発生すると思うのですが……以前もお兄様や私達がメンフィル本国に行ってヘイムダルを留守にしている間に起こった事件――――――”ヘイムダル決起”事件という”前例”がありますのに……」
説明を聞き終えたリィンは疲れた表情で突っ込み、セレーネは戸惑いの表情で指摘した。
「無論その問題についても考えている。君とセレーネ嬢に関しては1週間の内、3〜4日”合同捜査隊”のメンバーとして活動して残りの日数はヘイムダルで通常業務を行ってもらう。幸いにもリィン君は”魔神”や”女神”と契約しているから、”転位”でいつでもカルバード州とヘイムダルを移動できるから移動時間のリスクはないだろう?」
「それはそうですが……ただそれでも、”エレボニア総督”である俺にしか処理できない書類が溜まる事でエレボニアの政務に支障をきたすと思うのですが……」
パントの説明を聞いたリィンは戸惑いの表情で更なる疑問を指摘した。
「その件に関しては私が君の代わりに処理しておくからエレボニア総督にしか処理できない書類が溜まる事はないから、心配無用だ。」
「た、確かに政務に関しては完全に初心者の俺に”補佐”として俺に色々と教えて下さったパント卿でしたら安心ですが、それでも俺自身が出席等しなければならない会議とかもあるのですが……」
「その点に関しては君がヘイムダルに滞在している日に行えるようにエレボニア王国政府やアルノール王家の方々と調整する事になっているから大丈夫だ。」
「……………」
自分が口にした問題点を次々と即座に答えたパントの答えを聞いたリィンは冷や汗をかいて表情を引き攣らせて黙り込んだ。
「え、えっと……ちなみにその”合同捜査隊”のメンフィル側のメンバーは私とお兄様以外だと、どのような方々なのでしょうか?」
「君達以外のメンフィル側の”合同捜査隊”のメンバーはサンドロット卿にデュバリィ大佐、それとレン皇女殿下だ。」
「ええっ!?サンドロット卿とデュバリィさん、それにレン皇女殿下が!?……あれ?そういえばレン皇女殿下は身分を偽って現在北カルバード州の名門高等学校――――――”アラミス高等学校”でしたか?そこに留学中と聞いていますが……まさか、その”合同捜査隊”の件が関係しているんで
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