第百十一話 チャックその十五
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「もうね」
「絶対によね」
「道間違えて」
人生のそれをというのだ。
「幸せになれないわよ」
「そうなるわね」
かな恵もこう返した。
「やっぱり」
「北朝鮮よ」
この国だというのだ。
「全体主義で世襲で」
「そんな国でね」
「その国の将軍様はよくてね」
「日本の皇室は駄目」
「しかもね」
それだけでなくというのだ。
「あっちの人達が支持とか」
「有り得ないこと言うし」
「しかも日本でね」
自分達の国でというのだ。
「皇室が支持されてないとか」
「多くの人が敬愛してるわね」
かな恵も言った。
「私達だってね」
「日本の皇室はね」
「それは自然でしょ」
まさにというのだ。
「本当に」
「それでそう言うなんてね」
「どう考えても馬鹿ね」
「凄まじいレベルでね、どうせあそこの軍隊はよくて」
北朝鮮のとだ、理虹は言った。兎角その国家の規模に比べてあまりにも巨大な軍隊であることが言われている。
「自衛隊とか戦前の日本軍はね」
「駄目よね」
「そうに決まってるから」
そういったことを言う輩はというのだ。
「どっちがいいかとか」
「あそこの軍隊と自衛隊ね」
「日本軍もね」
「一目瞭然ね」
「だからね」
それでというのだ。
「馬鹿過ぎることがね」
「そこでもわかるわね」
「自衛隊なくせとか言うにね」
「決まってるわね」
「じゃあ災害の時どうするのよ」
自衛隊なくしてというのだ。
「一体」
「日本災害多いのに」
「地震があって」
そしてというのだ。
「台風、津波、噴火、洪水って」
「日本は災害だらけなのに」
「そうなのに」
「自衛隊ないとね」
「困るでしょ、それがわかってないって」
「馬鹿も極まってるわね」
「それでそこまで馬鹿だと」
そうであるならというのだ。
「本当にね」
「間違えるわね」
「そうよ、満足なチャックすらなさそうな国の何処がいいか」
北朝鮮の様なというのだ。
「わからないならね」
「幸せになれないわね」
「その時点でね」
こうした話をするのだった、そうした話もしてかな恵達は日常を過ごしていた。そこに幸せを見ながら。
第百十一話 完
2023・11・23
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