【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第10章】カナタとツバサ、帰郷後の一連の流れ。
【第7節】キャラ設定10: エリオとキャロ。(後編)
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いう意味での「独立」であり、「独立捜査官」という役職は、大半の場合、『特定の将軍の直属の部下』となります。
「背景設定3」でも述べたとおり、管理局には伝統的に「将軍特権」というものがあり、「将軍」の地位に就きさえすれば、ほぼ自動的に数百人規模の「直属の部下」を持つことが法的に可能となるのです。】
ジークリンデは、これが管理局員として初めての仕事になりますが、ルーテシアとファビアは、『離島警邏隊から「八神准将直属・特別遊撃隊」に転属した』という形になります。
これに伴い、今まで5年間、離島警邏隊で副隊長を務めて来たザムガ・ダルド三等陸尉(46歳)が正式に同部隊の部隊長となりました。
【とは言っても、今までも、ルーテシアは「アルピーノ島での仕事」を彼に丸投げにすることが多かったので、「実態」としては、さしたる変化はありません。
ただ、『ザムガが一昨年、ようやく一般キャリア試験に合格して三尉に昇進していたのを幸い、彼に「名実ともに」部隊長になってもらった』というだけのことです。】
それと同時に、ルーテシアには八神提督から秘密裡に、本来は「提督直属の特務艦」である小型艦〈グラーネ〉を、独自の判断で自由に運用する権限が与えられました。
艦長のブラウロニア・エレクテイオン三佐を始めとする少数精鋭の乗組員はみな、提督の忠実な部下たちです。提督が准将に昇進した時点で、彼等は「准将直属・特務艦部隊」という位置づけになっていましたが、彼等はルーテシアを八神准将の「懐刀」と認め、(管理局の階級としては、当然にブラウロニアの方が上だったのですが)必要に応じて「ルーテシア二尉」の指示にも忠実に従うことにしました。
また、同91年の4月にヴァラムディ(23歳)が出産した後、キャロ(26歳)は、復職したルーテシアやファビアと入れ替わるようにして産休に入り、その半年後(10月)には「年下ながらも、義理の姉(夫の実の姉)」であるヴァラムディの後を追うようにして出産しました。
そして、それからまた半年後(翌92年の4月)には、キャロは、息子と家のことを夫と義理の姉に任せて復職しました。
(この復職に先立って、92年の3月には、また久々に「合同訓練」が催されるのですが、その様子はまた「第二部」で描写します。)
【なお、91年生まれの「ファルノ・モンディアル・ジョスカーラ」と「トニオ・ル・ルシエ・ジョスカーラ」はその後、実の兄弟のように育ち、さらには「お隣の豪邸の三人娘」である「四歳年上のヴァルトラウテ・エレミア」や「二歳年上のクレオ・ディガルヴィ・アルピーノ、および、レグナ・クロゼルグ・アルピーノ」とも、まるで姉弟のように仲よく育ってゆくことになります。】
そして、同92年の4月には、首
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