暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第10章】カナタとツバサ、帰郷後の一連の流れ。
 【第6節】キャラ設定10: エリオとキャロ。(前編)
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たミッドを訪れました。
 アルフとは久しぶりの再会でしたが、カレルやリエラ(10歳)と直接(じか)に会うのはこれが初めてです。
 フェイトが、この二人を完全に「甥姪(おいめい)」として扱っていたので、エリオとキャロにとっても、この二人は当然に「イトコも同然」という扱いになりました。

 そして、翌83年の4月には、なのはがカナタを、フェイトがツバサを「同じ日に」出産しました。
 その出産報告のため、ちょうど手の()いていたエリオとキャロが、代理として二人で地球へ行くこととなります。
 二人にとっては、「8年ぶり、2回目」の地球行きでしたが、現地の一般人から「父娘(おやこ)か」と誤解されてしまい、二人とも相当なショックを受けました。(笑)
(キャロは18歳になっても、身長が150センチほどしかなく、一方、エリオは190センチを軽く超えています。)
 実を言うと、エリオとキャロが、士郎や桃子と直接(じか)に会うのは、今回が初めてでした。
 アルフとも、いろいろと話をした後、二人はまずミッドに戻って、なのはとフェイトに一連の報告をしてから、スプールスに帰りました。

 また、新暦84年になると、新たな「総部隊長」の赴任から実に五年の歳月を経て、スプールス自然保護隊の、第五大陸の部隊を始めとする各部隊の「慢性的な人員不足」も本格的に解消されて来ました。
 各大陸とも人員に余裕ができて来たため、保護隊同士での「人員の交流」も活発になります。
その流れで、エリオ(19歳)もこの年度には、キャロやフリードと離れて独り第四大陸へと出向し、一年間、人間的に「いろいろな経験」を積んだ上で、また元の古巣へと戻りました。
【エロ描写は、この作品の主旨ではないので、省略します!(笑)】

 そして、翌85年の9月になると、キャロ(20歳)を中心に、今度は15人もの大所帯で、一行はまたパルドネアのアルザス地方へ行き、再びヴォルテールに会いました。
 その後は、カルナージで久々の合同訓練となり、珍しくユーノ司書長も訓練に参加します。
 以後、エリオとキャロは、ユーノやメルドゥナとも、それなりに親しくなりました。

 また、翌86年の5月には、エリオ(21歳)はモンディアル家の老執事から話を持ち掛けられ、部隊長からの勧めもあって、その年の7月には「遺伝上の両親」からの正当な遺産相続を完了したのですが……これは、一般には全く内緒のお話です。
 そして、86年度の末(87年の3月)には、小さい頃から部隊でお世話になっていた人たちが何人もまとめて昇進し、それぞれに他の世界へ異動となり、二人はしばらく「送別会」続きの日々を送りました。

 次に、87年の7月には、エリオとキャロ(22歳)は、フェイトに呼ばれてドナリムへと赴き、〈デムロクス事件〉にも
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