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魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第10章】カナタとツバサ、帰郷後の一連の流れ。
 【第4節】新暦91年と92年の出来事。
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れ以外にも、新暦92年には、やはりいろいろな出来事がありました。
 地球の高町家では、旧正月に桃子が還暦を迎えたり、3月には、キャロの産休明けに際してカルナージでまた久々の「合同訓練」があったり、同じ頃には、前年にバールシュタイン博士らがベルカ第五地区で発掘した「雷帝の離宮の隠し書庫」が丸ごと無限書庫の一郭に転送されたり、翌4月には、ユーノが早速、そこから古代ベルカの〈神域〉に関する幾つかの興味深い情報を入手したり……。
 5月には、アインハルトの担当した〈ギュスパドル事件〉がようやく終了したり、6月になると、ユーノが過労でまた二か月ほど倒れたり、7月には、エルドーク提督の愛妻が六十代で早々と病没したり、アンナが23歳で「秘密裡に」父親の病院で女児を出産したり……。

 また、8月になると、ルーフェンでレイ・タンドラ老師が88歳で死去したり、後に「ティアナとヴィクトーリアの三度目の合同捜査」となる、悪夢のような〈グヴェラズム事件〉が始まったり、9月には、あの〈カラバス動乱〉が起きてしまったり、ダールヴの調査で、ルミエ・トゥパールとジィド・クラーレについても「今までの話とは随分と異なる事実」が判明したり……。
 さらに、10月になると、フェイトが「上級執務官」になったり、クイントの祀り上げが一年「前倒し」で行なわれたり、翌11月には、ウェンディが〈グヴェラズム事件〉の最終戦で大破して、七年前のノーヴェと同じように「基礎フレーム」を交換されたり……といった感じで、なかなかに忙しい一年となりました。

【ウェンディも「体の半分以上」を一度に取り替えられると、やはり(ノーヴェと同じように)何かしら心境の変化があったようで、リハビリを終えて退院してから、彼女は自分の独特な「言葉づかい」を少しずつ改めていくようになりました。】

【しかし、91年から93年までのさまざまな出来事については、(第一部の内容とは、直接には関係しない話が多いので)インタルードと第二部で、また必要に応じて触れてゆくことにします。
(93年の春には、いよいよ「グランド・マスターの正体」や「プレシアとの関係」が解ったりもするのですが……その話も、また第二部と第三部でやる予定です。)
 また、93年の、ギンガとチンクが捜査を進め、ルーテシアらも少しばかり関与し、最終的には、メルドゥナとフェイトに「現地出身」のクラムザウガとゼイドリクサをも加えた四人もの執務官が合同で担当した〈ヌミコス事件〉についても、「インタルード 第9章」でやります。】


 さて、古代ベルカでは、1、1+2、1+2+3、1+2+3+4(以下、略)といった「1からNまでの総和となる自然数」が文化的に重視されていました。
 そのため、個人の人生においても、1歳、3歳、6歳、10歳(以下、略)といった年齢を
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