暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第10章】カナタとツバサ、帰郷後の一連の流れ。
 【第2節】新暦90年の出来事。(後編)
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はい。(何だろう?)」
 士郎「私の曽孫(ひまご)はまだなのかな?」
 アインハルト(ええ……。)
 ヴィヴィオ「すいません、グランパ。二人して、仕事とかいろいろあるものですから、もうしばらく気長に待っていてやってください。(困惑苦笑)」
 桃子「ごめんなさいね。この人ったら、還暦を過ぎたら、めっきり自制心が無くなっちゃって。最近はもう『ふと思いついたこと』を何でも口にしちゃうのよ。(苦笑)」
 士郎「おいおい。そんな言い方は無いだろう。(笑いつつも、やや不本意)」
 アインハルト「いや。まあ、言葉に(うそ)(いつわ)りが無いのは、良いことだと思いますよ。(精一杯のフォロー)」

 昼食後は、五人で海鳴市のあちらこちらを散策しました。北山の海鳴神社や駅前の商店街にも足を伸ばし、最後は翠屋(みどりや)にも顔を出して、夕刻には五人でハラオウン家の方に戻ります。
 高町家の方では寝具の数が足りないので、五人はそのまま「現地駐在員として」来客用の準備も万端(ばんたん)なハラオウン家の方に()まり込みました。
 翌22日(金曜日)には、いよいよ三人だけで、(おさな)馴染(なじ)みのアリサとすずかに会いに行きます。
(一方、ヴィヴィオとアインハルトは、その日もまた海鳴市内をぶらぶらと()り歩き、久しぶりに「二人きりのデート」を堪能(たんのう)しました。)

 その日、バニングス邸では、アリサの私室で五人だけになると、早速、すでに二児の母となっていたアリサとすずか(34歳)の「人妻ぶっちゃけエロトーク」が炸裂してしまったのですが……それはまた別のお話です。(笑)

【さて、アリサとすずかには、この時点ですでに二人目の子供がいる訳ですが……その男の子たち(リンダの弟と、とよねの弟)に関しては、その父親たちと同様、特に設定はありません。当然ながら、全員、魔法とは縁の無い人たちです。】

 また、土曜日には場所を月村家の屋敷に()えて、二次会(?)となりました。
〈グラーネ〉もようやく地球に到着したので、はやては早速、すずかの了承を得て、八神家一同とブラウロニアの計10名を月村家の広々とした中庭に転送で上陸させます。
 今日は、ヴィヴィオとアインハルトもこちらに参加したので、すずかとアリサも含めると、総勢17名もの大集会となりました。
 すずかやアリサにとっては、初めて会う人物が何人もいて、実に楽しい一日となったようです。
(午後には、仕事帰りの恭也と忍もチラッと顔を出してくれました。)

 さて、明日は25日の日曜日ですが、管理局の暦では6月1日となります。
『月末に何日かまとまった休暇が取れただけで、月明けからはまた仕事だ』という者もおり、残念ながら、高町家の四人に加えて、今も小規模部隊の隊長をしているシグナ
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