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夢幻水滸伝
第三百三十話 東へその五

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 彼は実際に軍に最後の準備を命じた、そしてそれが整うとヘミングウェーとミッチェルに留守を頼んでだった。
 エリカにはオレゴン、オニールにはワイオミングに行ってもらい自身はニードルスの軍の終結地に入ってだった。
 自身の軍を見つつだ、居並ぶ将帥達に告げた。
「ほなや」
「これからですね」
「進軍ですね」
「アリゾナ州に」
「そうしますね」
「まずコロラド川を渡る」
 アリゾナ州との境になっているこの州にというのだ。
「ええな」
「わかりました」
「ではそうしましょう」
「これより」
「まずは」
「もう敵は防衛ラインを敷いてるが」
 州境の方を見て言った。
「そやけどな」
「それでもですね」
「その防衛ラインを突破して」
「そうしてですね」
「攻める、国境を突破してフェニックスまで攻めて」
 アリゾナ州の州都であるその街をというのだ。
「そしてや」
「そのうえで、ですね」
「さらにですね」
「そこから動きますね」
「州全体に軍を送ってな」
 そうしてというのだ。
「そこからネバダにも軍を向けるで」
「わかりました」
「それではです」
「その軍議をですね」
「今から開きますね」
「進撃前にそれをやる、今は朝の九時やが」 
 その時間のことも話した。
「軍議を開いてそれでどう攻めるかな」
「これまでロサンゼルスで軍議を重ね」
「おおよその進撃は決めていましたが」
「これよりですね」
「進撃前の最後のそれを行いますね」
「そして昼飯を食ったらな」 
 その後でというのだ。
「攻めるで、そしてや」
「コロラド川を渡り」
「敵の防衛ラインに攻撃を仕掛ける」
「まずはですね」
「そうしてな」
 そのうえでというのだ。
「攻めていってな」
「フェニックスですね」
「あの街を攻略し」
「そこからですね」
「さらに攻めてくで」
 こう言ってだった。
 トウェインは軍の陣地にもうけられたテントの一つに六十万の軍勢を率いる将帥達と共に入ってだった。
 そのうえで軍議に入った、軍議ではこれといって何も変更点はなくだった。
 軍は早い昼食に入った、それが終わるとすぐにだった。
 トウェインは軍に進撃を命じた、彼はサンダーバードに乗りそのうえで空に舞い上がり航空隊と合流したが。
 彼は航空隊に対して貝殻から指示を出した。
「ええか、敵の航空隊が来る」
「その彼等をですね」
「まずは戦闘機隊で攻撃し」
「撃墜しますね」
「そしてや」
 彼はパイロット達にさらに言った。
「まずは敵の航空基地をや」
「攻撃してですね」
「敵の航空戦力を奪う」
「そうしますね」
「そして制空権を握ってな」
 そうしてというのだ。
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