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夢幻水滸伝
第三百三十話 東へその四

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「単葉機や」
「相手は複葉機で」
「しかも数も上や」
「空船もですね」
「上やな」
「はい、こちらの方が」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「そうしたこともな」
「活用しますね」
「そうや、陸に目を向けるとな」
 今度は陸上兵器の話をした、トウェインはもうその全てを頭の中に入れてそうして話しているのだ。
「戦車も回転砲塔でや」
「戦車砲を搭載していますね」
「そして数もな」
「こちらも多いですね」
「その数をな」
 何と言ってもというのだ。
「存分にな」
「活用しますね」
「ああ、勿論鉄道もトラックもな」 
 こうしたものもというのだ。
「フルにや」
「用いて」
「移動や輸送を行ってな」
 そうしてというのだ。
「ジープもや」
「使いますね」
「ジープは特にええ」
 この車両はというのだ。
「ちょっとした移動や輸送に使える」
「大きいですね」
「そして偵察やパトロールにもや」
「用いられるので」
「ふんだんにな」
「用いますね」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「戦ってくで」
「ジープがないと」
 どうかとだ、エリカも言った。
「かなり不便です」
「そやろ」
「はい、トラックと列車も必要ですが」
「ジープもな」
「ちょっとしたことに使えるんです」
「そのちょっとが大きい」
 トウェインは微笑んで話した。
「これがな」
「そうですね」
「そのちょっとが勝敗を決することもある」
 そうしたケースも存在するというのだ。
「そやからな」
「ジープも大量に用いますね」
「そうするで、当然他の装備も万全なものにしてな」
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「戦っていきますね」
「そうするで、相手は鉄の装備とかライフル銃やが」
 その装備はというのだ。
「こっちは鋼鉄で銃もや」
「自動小銃ですね」
「それを用いてな」
 そのうえでというのだ。
「戦うんや」
「そうしますね」
「そや、ええな」
「はい、それでは」
「ほな準備が全て整ったらや」
「あと少しでそうなりますね」
「そこからな」
 まさにという口調で言うのだった。
「一気にな」
「攻めますね」
「そうするで、それぞれが率いる軍に移動して」
「進撃開始ですね」
「いよいよな」
 笑ってだ、トウェインは言った。そうしてだった。
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