07 ドア―ねらわれたまち―
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からクラトスがその攻撃を防ぎ、俺が剣で敵を吹き飛ばす。
「落ち着けロイド、敵がいくら硬かろうと弱点や斬れる所は必ずどこかにある!」
クラトスがロイドに叫ぶ。
「そんな事言ったって!」
「関節を狙え、ロイド」
「関節って、ええっとどこだっけ?」
それを聞いて後ろでジー二アスがこける。
敵はその最中に離れて詠唱している。
だが、コレットとリフィルの詠唱が先だった。
「エンジェルフェザー!!」
「フォトン!」
羽と同じ色の光が飛んでいき、敵に当たると同時に光が弾けた。
詠唱阻止はできたもののあまりダメージにはならなかったようだ。
「ロイド、俺の動きを見ていろ」
俺は、関節がどこか口で説明するより実際に攻撃を見せた方が良いと判断して敵に近づき関節を斬り付けた。
「ぐっ!」
敵がうめき声を上げる。
やはりここにはダメージが通るらしい。
「そこか!」
敵の後ろに周りこんだロイドが素早く斬り付ける。
敵が悲鳴を上げた。
「よっしゃ!あんがとな風!」
ダメージが通ってこちらに声をかけるロイド。
「ロイド!風!一旦離れて!」
そこにジー二アスの声響く。
俺達はすぐさまバックステップで離れる。
「水に飲まれろ!アクアエッジ!」
ジー二アスから水の刃が飛んでいき敵に当たる。
敵は悲鳴を上げた後、なんだか嫌な予感がした。
突っ込んでいくロイドを止めようとしたが間に合わない。
「アルマ、ロイドを……!」
「キュ!」
「うわっ!?アルマ危な――!?」
「キュー!!」
アルマがロイドに飛びつき、バリアを張った瞬間敵の攻撃がバリアに弾かれた。
ロイドは驚いた顔で敵を見る。
敵の背中から骨の触手のような物がいくつも飛び出し、それの一部がバリアに弾かれ戻る所だった。
「何あれ、気持ちわるー……」
ジー二アスが嫌そうな顔で敵を見ている。
確かにあれは気持ち悪い。ただでさえ気持ち悪いのにさらに気持ち悪い外見になった。
敵はその状態で詠唱する。
「ダークスフィア!」
その瞬間リフィルが悲鳴を上げる。
「先生!」
リフィルを中心に黒い球ができ、弾けた。
リフィルはガクッと膝をつく。
「アルマ、リフィルを」
「キュ!」
アルマとクラトスがリフィルの方に向かう。
「よくも姉さんを!喰らえウィンドカッター!」
ジー二アスの魔法により風の刃が飛ぶ、敵が避けようとした所に先回りし剣で斬り付ける。
魔法は命中。追い討ちのように詠唱が完了したコレットの攻撃が敵に当たる。
敵は弱り始めている。
「ロイド」
「ああ、行くぜ!」
ロイドに声
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