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星河の覇皇
第八十五部第四章 メキシコの思惑その四十四

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「それはだ」
「政治でも同じですね」
「その問題でも」
「左様ですね」
「絶対に解決出来ない問題はない」
 そうした意味でも絶対はないというのだ。
「あくまでな」
「左様ですね」
「どういったことでもですね」
「解決出来る」
「そうですね」
「そうだ、我が国は二十一世紀麻薬に悩んでいたが」
 麻薬カルテル、国際的に悪影響を及ぼしていた彼等のことだ。その彼等が巨大なコネクションを築き武装化さえしていたのだ。
「しかしな」
「その問題もでしたね」
「解決出来ました」
「非常に深刻な問題でしたが」
「それでも」
「そうだ、絶対に解決出来ない問題はだ」
 それはというのだ。
「それこそが絶対にだ」
「ないですね」
「左様ですね」
「それで、ですね」
「今の問題もですね」
「我が国のそれも」
「これこそが絶対にだ」
 まさにというのだ。
「解決出来る」
「知恵を振り絞り」
「そして予算と人手があれば」
「それで、ですね」
「解決出来ますね」
「知恵も大事だが」
 それ以上にというのだ。
「やはりな」
「予算ですね」
「それに人手ですね」
「その二つがあれば」
「政治的問題は解決出来ますね」
「かなりの割合で」
「この二つは大きい」
 予算と人手はというのだ。
「如何なる問題でもな」
「知恵よりもですね」
「さらにですね」
「そうしたものの方がですね」
「力になりますね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「やはりな」
「ですね、そして政権が安定していれば」
「問題に力を注げます」
「安定も重要ですね」
「不安定な政権はどうしてもだ」
 足場が揺らぐからだというのだ。
「それだけでな」
「政治に力を注げなくなりますね」
「問題についても」
「そうなりますね」
「そうなるからな」
 どうしてもというのだ。
「だからだ」
「政権の安定ですね」
「そのことも重要ですね」
「そこに予算と人手があれば」
「問題の多くは解決出来ますね」
「確かに知恵も重要だが」
 これはガラサの考えだ。
「しかしな」
「それ以上にですね」
「この二つですね」
「それが大事ですね」
「そうだ、この二つに余裕があれば」
 それでというのだ。
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