暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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期末考査が近づいて、1週間前の最後の練習の時、紅林先生が
「君達にどうして、対外練習に行かせないかというと・・・実は、中学生の試合には、ヘッドギァ、マウスピースが必要なんだよ 安全第一だからね でも、今までは、好きなもの同士の延長みたいなものだったからー それに、危険なプレーは禁止してきたつもりだったから、その辺りは強く言ってこなかったんだ 親御さんの負担も考えてな だから、他の学校とは 練習とは言え ちゃんと、防御しない訳にはいかないだろう?」
「あっ そうかー この前の二人もしてた ヘッドギァっていうの」
「そーだよね また 親に買ってよっていうのも 気が引けるかなー」
みんなも、仕方ないよねと、半分は納得したような形で終わってしまった。だけど、私達にはモヤモヤしたものが残っていた。
期末考査が終わって、初めての練習の時、紅林先生がヘッドギァをいくつか持ってきて
「みんな サイズを決めてくれ 発注するから」と
「えぇー 先生が 買ってくれるの?」
「いや 違う 父兄の有志の何人かが君達の夢を応援したいそうだ スポンサーになってくれた」
「えぇー えぇー そんなことってあるん ウチ等のこと?」
「うん まぁな 注文したら、遅くとも 年明けには 揃うということだ 早ければ、25日過ぎには届く ただし、派手な色はダメだぞ 僕は、黒か紺が良いと思う 相手からも目立たないからな」
「わぁー そーしたら 対外練習にも行って良いの?」
「うむー 校長に相談したら クラブ活動において、対外練習・試合は校長の許可が要ると言う規則があるんだが・・・君達はクラブじゃぁないから、その規則はあてはまらないじゃぁないかと あくまでも、学校としての範囲内で行くんじゃぁないから 個人個人の行動まで縛ることが出来ないよなー 僕に対しても 見学に行くだけだろう? って、念押しされた」
「ふ〜ん 校長先生って 話わかる人なんだねー」
「だけじゃあないぞー 校庭から女子の元気な声を出し合って走りまわってるのが見えるんで、元気をもらえるって・・・ その人がな 宝くじが当たったので、ポケットマネーでボールを2つ 買ってくれるそうだ」
「わぁー 校長先生 素敵ぃー」と、みんなが騒いでいたが
「おい 誰も校長って言って無いぞー あくまでも、君達に元気をもらえるって言っている人だからな 仲間以外に言いふらすなよ その人に迷惑がかかるからな! わかったな!」
「はぁい」と、だけど、私達達は飛び跳ねて喜んでいた。
「それとー 一応 父兄の了解をもらっておいてくれ 保険には入っているけど、まんいちのこともあるし・・・ 仲間で行くんだからな」と、手回し良く書類も用意してきたみたいだった。
私
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