エピローグ(Z組)
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クロイツェン州の復興に協力しつつも巡業を行い、内戦とヨルムンガンド戦役で疲弊したクロイツェン州の人々の心を癒した。クロイツェン州が完全に復興すると、エレボニアや元エレボニア領であったメンフィルやクロスベルの領土の各地での巡業を敢行し、多くの人々の心を癒し、ファンを作った。そして新進気鋭の若手演奏家として大成したエリオットはゼムリアの各国からも招待され、ゼムリアの各国を巡業して多くの人々の心を癒し続けた。また、後に音楽学院時代の友人と結ばれ、二人の子供達も父や伯母フィオナのように音楽家として大成したという。
晩年は、オリヴァルト王子主導の元建設された芸術大学での音楽分野の教授を務めつつ、かつての母校であるトールズで音楽の担当教官として、後進の育成を行った。なお、普段は穏やかな性格ではあるが、授業になると人が変わったようなスパルタぶりや有無を言わさない圧力を見せるエリオットに驚かず、そして逆らうような事をする生徒は一人もいなかったという…………
<剣匠を継ぐ者> ラウラ・S・アルゼイド
トールズ卒業後、父ヴィクターの指導の元アルゼイド流の修行を本格的に開始し、僅か1年で皆伝を果たし、師範代としての資格を得た。以降、ラウラは武者修行を兼ねて各地にある練武場を回り、己の武を磨きつつ、時には武術教練者として後進の育成を行った。
武者修行を終えたラウラは父ヴィクターから爵位とアルゼイド流の当主の座を譲られた事でレグラムの領主としてレグラムの統治と発展を務めつつも、アルゼイド流の当主としても多くの門下生達を鍛え上げた。かつて先祖が仕えていた主――――――”槍の聖女”が生存していた事で、ラウラはリアンヌにアルゼイド家が管理していたローエングリン城の返還を申し出たがリアンヌはその申し出を断り、ローエングリン城の所有権を正式にアルゼイド家に譲った。
また、”アルゼイド流”の開祖の主でもある”槍の聖女”であるリアンヌはラウラやヴィクターを始めとした多くの”アルゼイド流”の門下生達の強い希望を受けて時折レグラムを訪れ、ラウラやヴィクターを含めた”アルゼイド流”の門下生達と手合わせをしたり、武術教練を行ったりした。後にその手合わせと武術教練は代々のアルゼイド家にとって大切な行事となり、その日はレグラムの住人全てがリアンヌの来訪を歓迎する意味で祭りが開かれる事となり、その祭りには”エレボニアの生きた伝説の英雄”であるリアンヌ自身をその目にしたい者達や彼女の”武”に挑みたい武人達が集まり、リアンヌの居城であったローエングリン城にて武術大会が開かれる祭りへと発展し、エレボニアにとっての重要な行事の一つへとなったという。
そして、自分と同じアルゼイド流の師範代の資格を持ち、代々アルゼイド流を伝承してきたエーデルガルト
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