第百十一話 チャックその九
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「是非って言う人いないでしょ」
「あの国以外だとね」
「生き神様だって洗脳されていて」
教育によってというのだ。
「しかも一族の地位と名誉と生活が保障されるなら」
「喜んでだけれど」
それでもというのだ。
「そうじゃないとね」
「何があっても嫌よ、そもそも私成海っちいるし」
すでに交際相手がいるというのだ。
「だからね」
「余計によね」
「嫌よ」
「私も嫌よ、港君いるし」
「古田君ね」
「しかもあんなへんてこりんな独裁者ね」
「本当に変よね」
理虹はさらに言った。
「特撮の悪役みたいよね」
「変過ぎて」
「そんな人のハーレム要員とかね」
「誰だって嫌よね」
「あの国以外だとね」
「そうよね、まあうちの学園にはあの国の人以外いないから」
だからだというのだ。
「いいけれどね」
「そうよね」
「別にね」
こう話すのだった。
「あの国の人達は可哀想だと思うけれど」
「食べるものすらなくてね」
「拉致被害者の人返してもらったら」
「それで悪いことしなかったらね」
「それでいいけれどね」
こうかな恵に言った。
「あそこは」
「そうなるわね」
「国交ないと」
日本と、というのだ。
「うちの学園にもね」
「来られないのよね」
「一応総連があって」
北朝鮮の子の組織がというのだ。
「それでね」
「北朝鮮国籍の人もいるけれど」
「日本にもね、けれど」
それでもとだ、理虹は話した。
「総連はね」
「悪名高いっていうかね」
「評判悪いから」
だからだというのだ。
「もうね」
「総連と関係あるとね」
「うちの学園入学させないし」
「採用もお断りなのよね」
「あそこの疑惑凄いから」
「何かとね」
「そうしたところにいたら」
それこそというのだ。
「避けるしそもそもね」
「あっちの方で来ないしね」
「あそこ一応共産主義だから」
その実態は何処をどう見ても違うがだ、世襲の共産主義国家なぞ存在してはいけないと言っていいものである。
「それで八条学園はね」
「企業が経営してるし」
「それで歴代の総帥さんあそこ批判してるし」
「総連の機関紙でも叩かれてるのよね」
「そんな風だから」
明らかに対立しているからだというのだ。
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