閃輝対ラウラ
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、しかも」
ラウラは完全に逃げ場を失ったのだけで動揺している訳ではない、方眼となったレーザーがゆっくりであるが動き始め、ランダムであるが自分が留まれる空間が狭まってきているのだ。
これが閃輝のスペルカード、『死速 終わる希望』の恐ろしさ。弾幕ごっこにおける希望は、回避スペースと考えた閃輝はそれを制約するスペルを考えたのだ。初めは分裂追尾レーザーは誘導に過ぎず本来の目的は此方。相手を方眼という檻に閉じ込め、動きを制約してしまう事。ラウラが身動きが取れない事をを確認した閃輝は指を鳴らして、残った全ての魔法陣を重ねて霊力を収束させる。
「俺の勝ちだ、ラウラ」
そして、魔法陣からマスタースパークより二周り太いレーザーがラウラに向かって発射される。ラウラはそれを見て、諦めたように息を吐く
「はぁ・・・次は負けませんよ。お兄様」
レーザーは方眼ごとレーザーを飲み込み、ラウラを飲み込んだ
「やっぱりお兄様は強いですね」
「当たり前だ、まだまだお前に負けるほど弱くねぇよ」
ラウラと閃輝は自宅で、お茶を飲んでいた。先程の弾幕ごっこは閃輝の勝利で終わった。閃輝はラウラとの弾幕ごっこでは、26戦26勝0敗を保持していて、ラウラは惜しい所まで行くものの閃輝に勝つ事が出来ない。友人である橙やパチュリーとは良い勝負をするものの、やはり閃輝には勝てないようだ。
「ですがいい勉強になりました、これからまたスペルの研究に入ろうと思います」
「そうか、だが『重波』は良いスペルだったぜ?まだ荒くはあるけど、これから更に上手く霊力を使えれば質は更にあがるぞ」
「解りました!」
「おし、じゃ覇狼さんの甘味処にでもいくか?」
ラウラはそれを聞くと、歳相応の笑顔を見せた
「はい!」
「言っとくけど、奢らないからな?」
「そ、そんな〜。今月私ピンチなんです〜」
「お前があんなもん買うのが悪い」
そういって2人は、人里に向かって飛び立った。
因みにラウラが買ったのは、香霖堂で売っていた拳銃だったそうだ
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