【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第9章】バルギオラ事変の年のあれこれ。
【第6節】背景設定9: 第15管理世界デヴォルザムについて。(後編)
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うなノリです。つまり、クレモナ標準語においても、古い時代の日本語と同様に、鼻音の代表は(N音ではなく)M音なので、その両唇音から遠くかけ離れたNg音は「鼻音の一種」としては認識されないのです。】
また、これとは逆に、第三大陸カロエスマールの地名や人名も、第一大陸ルグダムザでは、しばしば「デヴォルザム風に」訛って発音されます。
一般則としては、まず長母音は短母音に、二重母音も単母音に変化します。また、デヴォルザム共通語では、摩擦音が音節末に来ることはあり得ないので、クレモナ語における音節末のS音は、おおむねR音に変化します。また、子音と母音の順番が(デヴォルザム人にとって発音しやすいように)入れ替わってしまうこともあります。
(具体的には、KAROESMAALが「カロセマル」になったり、ULBAASが「ウルバル」になったりします。)
お互いに上記のような「訛り」があるので、同じ惑星に住んでいても、デヴォルザム人とクレモナ人の会話には、やはり全自動翻訳機が不可欠なのです。
【全くの余談ですが、英語におけるthirteen(13)の「thir-」も、語源的にはthree(3)の造語形である「thri-」が訛ったものです。彼等は(彼等なりに)発音しやすいように、rとiの順番を入れ替えてしまったのです。】
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