【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第9章】バルギオラ事変の年のあれこれ。
【第4節】キャラ設定9: ルーテシア・アルピーノ。
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1)まずは、StrikerSのTVアニメで、ゼストとルーテシアが「レリックウェポンの実験体」と呼ばれていた件に関してですが……。
「同 サウンドステージ04」では、マリエル技官も『ギンガの(中略)レリックに強制融合させられていたリンカーコア(後略)』と語っていますし、TVアニメの方でも、なのはが最後に聖王モードのヴィヴィオを倒した時の映像表現は、『彼女のリンカーコアに融合していたレリックを強制的に分離した上で、破壊した』という描写に見えます。
そうなると、やはり、ゼストとルーテシアも『レリックを「実験的に」リンカーコアに融合させられていたのだ』と考えるのが最も自然だと思います。
そこで、この作品では以下のような設定を採用することにします。
レリックは〈エネルギー結晶体〉の一種であり、本来は『その魔導師の魔力を強化し、同時に、その意識を外部から操作しやすくする』ためのロストロギアでした。しかし、決して誰のリンカーコアにでも自由に融合させられるという訳ではありません。
基本的には融合可能な魔導師であっても、実際に融合させる際には、「個々の魔導師のリンカーコアの個性」や「レリックのナンバー」に応じた調整が必要になります。
そして、そうした調整に失敗すると、ただ単にレリックを融合させられないだけではなく、素材にされた魔導師はリンカーコアが損壊し、その上、何年もの間、昏睡状態に陥ってしまうのです。
なお、新暦67年の「戦闘機人事件」で、生きたままの素材として確保することができた魔導師は、ゼストとメガーヌ、ほか三名の男性陸士のみでした。
正確に言えば、ゼストは確保した時点で、一旦は心臓も脳波も完全に停止していたのですから、これを『生きたまま』と表現して良いのかどうか、微妙なところなのですが……ともあれ、最初に実験した「死にかけの」ゼストでいきなり成功したのは、実のところ、スカリエッティにとっても「思いがけない僥倖」でした。
しかし、『何故、成功したのか?』がよく解らないので、成功の条件を特定することができません。そのため、さしものスカリエッティも、改めて「試行錯誤」を何度も繰り返さざるを得ませんでした。
年内に三名の男性陸士とメガーヌで次々に失敗した結果、スカリエッティはついに成功の条件を特定し、70年に当時5歳のルーテシアを素材とした時には、初めて「計算どおりの成功」を収めました。それらのデータがあったからこそ、ギンガやヴィヴィオの時には「より速やかに、より確実に」融合させることができたのです。
【なお、ルーテシアも母メガーヌと同様に、幼い頃には少し体の弱い子でした。メガーヌが元気になったのは7歳の秋になってからのことだったので、彼女の場合は初等科への就学を一年遅らせなければなりませんでしたが、ル
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