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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第126話 ご先祖様現る!ルネアス・グレモリーの語るその血の秘密!
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表情を曇らせる。


 俺はもしかして彼女もミルたんと同じで異世界に行ったことがあるのかと思いそう聞いた。前に久しぶりに会ったらまた強くなってたし違う異世界に行ったとか言ってたのを思い出した。


 だが彼女は異世界に行ったことはないらしく先ほど話に出てきたサイヤ人という宇宙人が異世界人らしい。


「あれは今から気が遠くなるほど昔のことなんだけど、まだソロモン72柱という言葉すらなかった頃に私はある出会いをしたの。あの頃の私は弱っちい下級悪魔ほどの力しか無くて怯えて生きていたんだ」
「初代様がですか!?私には信じられません……」


 ルネアスさんの昔は弱かったという発言にジオティクスさんが驚いていた。


「あはは、まあ悪魔は生まれ持った強大な力で強さが決まるから驚くのも無理はないよね。でも事実だよ、あの頃の私は本当に弱かったんだ」

 
 悪魔は基本的に鍛錬などはせず生まれ持った力を振るうのが普通らしい、寧ろ鍛錬をするのは人間のようなことをするなんてクズのすることと見下されるみたいだ。


 サーゼクスさんですら俺の親父と出会うまではまともに修行したことはないようでそれが悪魔の基本らしい。


 なので弱い力を持って生まれた悪魔は例外が無い以外は弱いままのようだ。


「親に捨てられた私は毎日隠れて食べ物を拾って生きていた。いつ死ぬかも分からない、そんな地獄だったんだ。でもそんなある日だった、私は一人の人間の子供を拾ったの」
「人間の子供?」
「ええそうよ、最初は悪魔に連れてこられた奴隷かと思ったけど怪我もなかったしお腹も空いていたから持って帰ったわ」
「えっ、もしかして食べるつもりだったんですか?」
「まあ昔の事だから」


 リアスさんは若干引いた様子を見せるが当時の悪魔はそれが普通だったみたいだ。まあ現代の価値観だと否定的な感情になるよな。


「そして連れ帰って食べようとしたら逆に齧られちゃってね、どうも寝ぼけていたらしく私をお肉と勘違いしちゃったみたいなのよ」
「えぇ……」
「怒った私はその子供に襲い掛かったわ、いくら弱いとはいえ人間の子供に負けるわけ無いしお腹も空いていたから気が立ってたの。でも気が付いたら私は気絶していて側にはその子供がいたわ」
「人間の子供に負けたんですか!?」
「ええ、私の黒歴史だわ……」


 返り討ちにあったと聞いたリアスさんがそう言うとルネアスさんは気まずそうに呟く。


「私はその子供に何があったのかと聞いたら襲ってきたから気絶させたって聞いて驚いたわ。だって悪魔が人間に……ましてや子供なんかに負けるわけ無いと思ったから。そしたら間が悪いことに他の悪魔が私の住んでいた洞窟に来てしまったの、どうやら人間の子供の匂いを感
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