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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
エピローグ(黒獅子の学級)
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美しさは敵味方問わず人を魅了した。後にリィンの妻の一人として嫁ぎ、アイドスの”神格者”となったリィンの”使徒”の一人にもなり、リィンの多くの妻達と共にリィンを永遠に支える事となる。訓練兵時代に紡いだリィンとの”相棒の絆”はエリゼやエリスの”兄妹の絆”、セレーネの”人と竜のパートナー契約の絆”にも劣らない深い信頼関係であったという………





<貴族の中の貴族> フェルディナント・フォン・リグレ

<愛しき人の為に> ドロテア・アーノルト



ヨルムンガンド戦役後、フェルディナントはクロイツェン州の政務官の纏め役を任される。平民に寄り添ったその政治手法により、クロイツェン州は瞬く間に復興を遂げる。その裏には、平民から侯爵嫡男夫人となった美しき元歌姫、ドロテアの多大な活躍があったという。

その功績をもって宰相の地位に上ったフェルディナントは父から当主と宰相の座を譲られた後、シルヴァン皇帝の後を継いだ女帝リフィアの右腕として帝国全土の改革にも駆り出されるが、仕事に追われながらも、家族との時間を大事にしたという。ドロテアとの間に多くの子を育み、彼らの家庭には常に明るい歌声が響いた。





<赤薔薇の貴公子> ローレンツ・ヘルマン・グロスタール



ヨルムンガンド戦役後、クロイツェン州の政務官の纏め役の副官を任される事となったローレンツはクロイツェン州の復興に注力し、リィンのクロイツェン州統括領主就任後はグロスタール家の新たな当主となり、旧共和国領でもあるメンフィル領の統治にも携わるようになった。優秀な政治家としての評価を得た彼は、婚約者との婚姻を発表する。

やり手の父から領内経営を学んでいた彼女は、ローレンツとの婚姻に伴い旧共和国領のメンフィル領全土の内政にも参画。特に酪農の振興で大きな成果を挙げたことから、二人は“牛馬の父母”と讃えられた。なお、ローレンツはその名で呼ばれることを喜んでいなかったともいう………







<奔放の騎士> フォルデ・ヴィント



ヨルムンガンド戦役後、クロイツェン州の騎士団長に就任した。騎士団長に就任しても怠け癖や人任せは相変わらずであったが、部下達に任せる仕事は決して不可能なものではなく、任せられた仕事の達成に苦戦している時は適切な助言を行っていた。その頻繁に仕事を人に任せるそのやり方が結果的には部下達を成長させる糧になったという。また趣味の絵も続けており、後に絵の実力が認められ、後任であるディミトリに騎士団長を委ねた後はプロの画家に転向し、メンフィル本国やゼムリアの世界各国を周って多くの名画を後の世に残した。なお、趣味の絵が認められた事は画家として嬉しかったが、世界各国から画家としての仕事が殺到した事で騎士団長を務
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