暁 〜小説投稿サイト〜
八条学園騒動記
第七百三十一話 密林の生きもの達その九

[8]前話 [2]次話
「それだけでも水が多いが」
「さらにですね」
「雨が毎日の様に多く降ってな」
「尚更多いですね」
「湿気も非常に多い、草木はよく濡れていてだ」
「生きもの達はその中で生きているので」
「水にもな」
 これにもというのだ。
「強い」
「そうなっていますね」
「身体が濡れているのが普通な位だ」
 そこまでの環境だというのだ。
「あらゆる生きものがな」
「そうですか」
「だからそちらへの適応もだ」 
 これもというのだ。
「当然としてな」
「必要ですね」
「あらゆる生きものがな」
「オセロットもクモザルもブッシュドッグも」
「当然だ、だから人間はそうはな」
「入ってですね」
「暮らすことはな」   
 それはというと。
「難しい」
「地球でアマゾンにもです」
「人は暮らしていた、だが多くはなかった」
「過酷な環境だったので」
「メキシコやペルーに文明を築いてだ」
 今度は中南米の文明、アステカやマヤやインカのそれを話した。この時代の連合ではこの文明の研究も進んでいる。
「暮らしていた」
「そうでしたね」
「アマゾンにも人は移住して暮らしたが」
「多くはなかったですね」
「あまりにも過酷だったからな」
 その自然環境がというのだ。
「だからだ」
「左様でしたね」
「野生の生きもの達も独自の進化をしないと生きられない」
「地獄と言われる様な」
「そうした場所だからな」
「人間はですね」
「生きるには難しく」
 それでというのだ。
「多くない、所謂原住民と言われるな」
「そんな人達がですね」
「暮らしていたし今もな」
「暮らしていますか」
「非常に少ないがな」
 その数はというのだ。
「暮らしている、そうした暮らしをだ」
「好きな人もいますか」
「それに馴染んでいてだ」
「文明から離れても」
「誰もが文明が好きか」
 人間はというのだ。
「それはだ」
「言えないですか」
「中には文明を嫌い」 
 そしてというのだ。
「そのうえでな」
「暮らしている人がですね」
「今もいてな」
「今も地球のアマゾンで暮らす人がいますが」
「他の星の様々な自然環境の中でもな」
「暮らす人がいますか」
「エウロパでもいるが」
 それと共にというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ