第百十話 下着の素材その八
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「脱いですぐにお風呂入って」
「下着洗濯機に入れて」
「洗うからね」
一華はというのだ。
「いいけれどね」
「そうしてるのね、あんたは」
「下着毎日替えないと」
さもないと、というのだ。
「凄くね」
「嫌よね」
「毎日同じ下着穿くとか」
そうしたことはというのだ。
「子供の頃からしたことがないし」
「今もなのね」
「修学旅行とか合宿の時だって」
「毎日替えてたわね」
「替えの下着持って来てたわ」
「その日の分」
「三日行くなら三日分ね」
それだけというのだ。
「若し足りなかったら買うつもりだしね」
「それで毎日替えるわね」
「そうしないと汚いから」
一華は今はっきりと言った。
「そうしてるわ」
「それで毎日替えられることも」
「幸せね」
「だってあんた毎日じゃないと嫌でしょ」
「ブラもショーツもね。まあ制服はね」
これはというと。
「毎日着てるわね」
「そっちは別にね」
「だって下着は直接お肌に着けるから」
そうするからだというのだ。
「毎日替えるけれど」
「それでも」
「制服はね」
「別にいいって感じね」
「ジャージは一週間に一回ね」
それ位だというのだ。
「洗濯機に入れて」
「洗うわね」
「ただ靴下は」
こちらはというと。
「やっぱりお肌に直接着けるから」
「毎日替えるわね」
「そうしてるわ、さもないとね」
毎日替えないと、というのだ。
「水虫になるっていうし」
「それがあるのね」
「だからね」
それでというのだ。
「そっちもよ」
「毎日替えてるのね」
「そうよ」
そうしているというのだ、そして一華はここまで話したうえで留奈に対して自分から言ったのだった。
「あんたもでしょ」
「下着も靴下も」
「両方共毎日替えてるでしょ」
「ええ」
留奈はまさにと答えた。
「あんたと同じ理由でね」
「そうよね」
「それで日本製よ」
「ソ連製じゃなくて」
「本当に二度とね」
それこそというのだ。
「着けたくないし」
「そうよね」
「だからね」
それでというのだ。
「毎日替えてるわ」
「日本製を」
「少なくとも日本で売られてるものをね」
「着けてるわね」
「北朝鮮好きな人でもでしょ」
留奈はこうも言った。
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