第二章
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「あのレベルの人が大勢って」
「やっぱりないわよね」
「そうじゃないかな、どうもね」
妻に首を傾げさせて言った。
「話を盛ってるとかね」
「あるかしら」
「それか完全にね」
それこそというのだ。
「創作とか」
「作り話ね」
「そういうのあるんじゃないかな」
こう妻に話した。
「やっぱりね」
「そうかしらね」
「うん、私小説といっても」
自分にあった出来事を書いた小説だ、志賀直哉等が有名である。
「そこに幾分創作もね」
「入るわね」
「本当にそうだったかとか」
「書いてる人にしかわからないし」
「だからね」
「何か巨大掲示板の書き込みからね」
「ああ、あそこだね」
「あそこの書き込みをね」
それをというのだ。
「動画にしたものだけれど」
「色々編集して」
「いらすと屋さんとかの画像入れて」
「いらすと屋?」
「無料で画像提供してくれるサイトなの」
妻は夫にこのサイトのことも話した。
「そうしたサイトもあって」
「そこの画像使ってなんて」
「そのうえでね」
「動画作ってるんだ」
「それでね」
「そんな奥さん多いんだ」
「物凄くね」
こう言っていいまでにというのだ。
「元の巨大掲示板にしてもね」
「あそこは色々なスレッドがあるからね」
「数えるのも馬鹿馬鹿しい位にね」
「そうだしね」
「その中の一つのスレッドから」
「動画作っていて」
「変な奥さんが滅茶苦茶多いのよ」
こう夫に話した。
「いや本当にね」
「それで言うんだね」
「ええ、本当にそこまでいるのか」
首を傾げさせながら話した。
「疑問に思ってるわ」
「成程ね」
「実際和博さんレベルの人そういるとはね」
「親戚であの人以外にいないよ」
夫は言い切った。
「あそこまで酷い人は」
「そうよね」
「まああのレベルが何人もいる家もね」
「あることにはあるのね」
「けれどその家はあくまで例外で」
そうであってというのだ。
「やっぱりそうはね」
「いないわよね」
「そんな家もね」
「所謂キチ一家ね」
「そうだよ、実際叔父さんはおかしくても」
それでもというのだ。
「奥さんもお子さん達もね」
「普通だしね」
「覚醒剤で捕まった時に離婚したけれどね」
それでもというのだ。
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