第八幕その四
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「楽しみだよ」
「僕達もです」
「あの時のお話走っていますけれど」
「どんな作品か楽しみです」
「今夜が待ち遠しいです」
「早く夜にならないかと」
神宝達五人も言ってきました。
「お昼のピアノも楽しみですが」
「歌劇もです」
「今日は凄く楽しそうですね」
「音楽尽くしで」
「素晴らしいものになりそうですね」
「絶対にそうなるわ。私はその歌劇をはじめて観たのはモジャボロさんやムシノスケ教授と一緒にグリンダのお城に行った時で」
その時に観たというのです。
「とてもよかったの」
「そうなんですね」
「それでご存知なんですね」
「どんな作品か」
「だから僕達に言えるんですね」
「素敵な作品だって」
「しかも歌手もオーケストラも指揮者も演出も揃ってるから」
その全てがというのです。
「絶対に素晴らしいものになるわ」
「ではまずはね」
かかしが言ってきました。
「お昼だね」
「ええ、お昼ご飯を食べてね」
「それからピアノの演奏会だね」
「そちらに行かせてもらうわ」
「そうなるね」
「ピアノの方も楽しみだよ」
樵は実際に期待しているお顔です。
「どんな曲かね」
「ショパンやベートーベンやシューベルトよ」
ドロシーは作曲家の人からお話します。
「それでオズの国でも有名な演奏家の人がね」
「演奏してくれるんだね」
「そうなんだね」
「そうなの」
かかしと樵に笑顔で答えました。
「だからこちらも楽しみにしていてね」
「僕昔はピアノの曲聴いてたら眠くなったけれど」
ボタンは彼らしいことを言いました。
「最近は違うよ」
「ちゃんと聴いていられるわね」
「何か夜ぐっすり寝たら」
そうしたらというのです。
「それでね」
「ピアノを聴いても眠くなくなったのね」
「そうなんだ、もう夜寝たら」
その時のこともお話するのでした。
「そのままぐっすりね」
「朝まで起きないのね」
「夢は見ても全くだよ」
それこそというのです。
「起きなくなったんだ」
「そうなのね」
「僕も寝ることが大好きだけれど」
トトも言ってきました。
「音楽を聴いてるとね」
「眠くならないのね」
「音楽に聴き入って」
そうなってというのです。
「寝ることはね」
「しないわね」
「全くね」
そうだというのです。
「そうなったよ」
「それは何よりね、ではお昼を食べたら」
「それからだね」
「行きましょう、今日のお昼はスパゲティとピザよ」
こうしたものだというのです。
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