【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第8章】なのはとフェイト、復職後の一連の流れ。
【第9節】背景設定8: 第14管理世界シガルディスについて。
[8/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
なく」平和な生活を送っています。
さて一方、惑星シガルディスの表半球の側には、北半球と南半球の温帯に、それぞれ大型の群島があるだけで、大陸と呼べるほどの陸地はひとつも存在していません。
また、表半球(海半球)で最大の島は、北半球の側の群島の東端部にあり、面積は100万平方キロメートルあまりです。
【地球で言うと、これは「グリーンランドの半分ほど」もしくは「本州の五倍ほど」でしかないので、これを「第四大陸」と呼ぶのは、さすがに無理があるでしょう。
また、表半球における陸地の総面積は、すべての島々を合わせても1000万平方キロメートルあまりで、表半球全体の面積のわずか4%ほどでしかありません。】
シガルディスの人々は、自分たちの世界がまだルヴェラの従属国だった頃から、『はるかに海を隔てた彼方には、そういう島々が存在している』ということ自体は(ルヴェラ人から教わって)知っていましたが、とてもとても、そんな遠くにまで実際に船を出す気にはなれませんでした。
しかし、ベルカ世界でいわゆる「第二戦乱期」が終わった後、今から600年あまり前に、とある善良な(?)ベルカ人から『どうやら、君たちの世界にも海半球で最大の島にはクリスタルの鉱脈があるみたいだよ』と聞かされると、彼等は「半信半疑で」ではありましたが、ようやくその群島に大船団を送り込み、やがて本当に、最大の島で「D−クリスタル」の鉱脈を発見しました。
後日、その島は、船団の指揮官たちの苗字を取って「ハグジェルム群島」の「チェムゲロン島」と命名されます。
そして、チェムゲロン島はいつしか流刑地となり、もっぱら政治犯などに強制労働をさせることでクリスタルの採掘が進められて行ったのですが、そうした状況は、ベルカ世界の滅亡後も長らく変わることはありませんでした。
【一方、南半球の側の群島は、どの島も火山活動が大変に激しいため、今も無人のまま放置されています。】
また、ミッド旧暦465年(新暦で前75年)に、時空管理局が成立して直ちに統合戦争を始めると、シガルディス世界は、北方のイラクリオンやラシティに続いて「中立」を宣言しました。
「主な交易相手」が敵味方に分かれてしまった以上、ある意味では「交易立国」として当然の選択でしたが、そうした「どっちつかずの態度」は(これまた当然ながら)管理局からは「胡散臭いモノを見る目」で見られてしまう結果となりました。
また、管理局にとって何より腹立たしいのは、『三方の「主敵」(東のデヴォルザム、西のリベルタ、南方の四世界同盟)が、シガルディスを介して経済的に緊密に結びついている』ということです。
管理局・南方戦線の主力部隊である「ミッドチルダ軍」の内部では、次第に『シガルディスから先に陥落させるべきでは?』
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ