【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第8章】なのはとフェイト、復職後の一連の流れ。
【第9節】背景設定8: 第14管理世界シガルディスについて。
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らずにリベルタに手を出してヴァドゥガナと衝突し、ヴァドゥガナはその報復として、すでにルヴェラの傘下にあったマグゼレナに、わざと手を出して来ます。こうして、両国の間には緊張が高まりましたが、双方ともに『全面戦争は回避すべきだ』と判断し、『今後、お互いに相手の勢力圏には侵入しない』という内容の、いわゆる「相互不可侵条約」を締結するに至りました。
その結果、ルヴェラは正式に、マグゼレナとザウクァロスの他、今で言う外18と無14と無15を手に入れましたが、代わりに、ヴァイゼンとフォルスをヴァドゥガナに押さえられ、ルヴェラの勢力はもう北方へと広がることが難しくなってしまいました。
(文明圏としての「総合的な戦力」を比較すれば、この時点ですでにルヴェラの方が格上だったのですが、当時のルヴェラ人は北方の諸世界に対して、「あえて莫大なコストをかけ、多大なリスクを冒すに足るほどの価値」を見出すことができなかったのです。)
そのため、ルヴェラは先に、西方と南方の「今で言う、中間領域」に広大な勢力圏を築いた後、改めて東方へ、まずはマグゼレナを経由してパルドネアやモザヴァディーメへと、さらにはシガルディスへとその勢力を拡げていったのですが……いささか出遅れたためでしょうか。その時にはすでに、ゲルドラングはサウティの勢力圏に、ヴェトルーザとハドマンドは〈号天〉の勢力圏に組み込まれてしまっていたのでした。
なお、〈次元世界大戦〉の直前の時代には、ヴァドゥガナの勢力は王位継承戦争によって衰退し、〈号天〉の勢力もまた局所的な次元震によって衰退していました。
そこで、ルヴェラの勢力はその虚を突いて、(一時的かつ局地的にではありますが)フォルスやヴァイゼンやヴェトルーザなどにも進出していたのだと言います。
しかし、1600年ほど前の〈次元世界大戦〉で、ルヴェラの王都と次元航行艦隊は〈ゆりかご〉に問答無用で消し飛ばされ、先史ルヴェラ文明はいきなり崩壊しました。
〈ゆりかご〉は、シガルディスの上空にもその姿を見せましたが、ただルヴェラ人に退去を命じただけで、対地攻撃は一切せずにそのまま立ち去ったのだと伝えられています。
それでも、シガルディスでは後に、現地人だけでは「ルヴェラから供与された技術」を維持することができなくなり、文明は一旦、大きく後退しました。
中でも、次元航行技術が丸ごと失われてしまったことと(核融合技術も失われたために)石炭による蒸気タービン発電(地球で言う石炭火力発電)に依存せざるを得なくなってしまったことは、とても大きな痛手でした。
【なお、〈次元世界大戦〉の直後に、ヴァドゥガナでは何らかのロストロギアが暴走し、その世界は荒廃して二度と立ち直ることはありませんでした。
(そして、今も惑星統
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