【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第8章】なのはとフェイト、復職後の一連の流れ。
【第7節】新暦88年の出来事。
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のでした。
二人は、白天王にヴォルテールの意思を伝えたり、その返事を受け取ったり、白天王の『自分も「あの巫女」のように、もうこの世界から引っ越したい』などという愚痴(?)を聞いたりしてから、一旦、ミッドに戻りました。
二人して、引き続き八神家の客間に長期滞在させてもらうことになります。
二人は『もっと時間がかかるだろう』と思っていたのですが、意外にも9月の末には早々と当局からの認可が下りました。
それはそれとして、10月の上旬には、ルーテシアが将来を見越して「広域捜査官」の資格試験を受けます。
それから、同月の中旬に、ルーテシアとファビアはまた二人で、アンナの父親の病院に三日ほど入院した後、疑似受精卵が各々無事に着床したことを確認してから、丁重に八神家を辞し、カルナージへと戻ったのでした。
【結果として、ルーテシアは広域捜査官の資格試験に合格したので、本来ならば、翌春からその職務に就くべきところではありましたが、彼女はファビアとともに新暦89年の3月から丸一年間の産休を取り、そのまま自宅に籠り続けました。】
そして、同10月、ミッドではIMCS第36回大会の都市本戦が開催されました。
アンナは19歳で、今年が最後の出場でしたが、微妙にコンディションを崩してしまっており、一応、都市本戦には出場できたものの、今ひとつ成績を伸ばせませんでした。
その代わりに、プラスニィとクラスティ(16歳)が、揃ってベスト8に進出します。
なお、今年は、アンナの妹ジュゼル(12歳)も初めて出場しましたが、都市本戦には届きませんでした。
(また、先に述べたとおり、当年14歳のディアルディアも8月の地区予選の準決勝で敗退し、そのまま当初の予定どおりに引退していました。)
【以下、IMCSの話題は基本的に省略します。】
なお、この秋には、適性検査と筆記試験と実務研修を終えて、ブラウロニア・エレクテイオンは22歳の若さで正式に艦長資格を取得しました。
82年の夏に、コリンティアからミッドチルダに帰化して以来、わずか6年で三佐にまでなったのですから、その苦労は並大抵のものでは無かったはずです。
彼女は、まず八神提督の御座艦〈ヴォルフラム〉で副艦長となって、さらに研鑽を積み、翌89年の秋には改めて新造艦を任されることになったのでした。
また、11月になると、はやては何故か〈上層部〉の将軍たちから呼び出され、〈本局〉に出頭させられました。
内心では『一体どの件でクレームがついたんやろか?』などと考えながらも、案内されるがままに部屋に入り、席に着いてみると、隣の席にはすでにクロノが座っています。
そこで、上層部の将軍たちといろいろ話し合った結果、昨年から度々(
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