スーパーロボット大戦OGs
0061話
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
まずは小手調べという事か、左腕に装備されている3連マシンキャノンをこちらへと向けて撃ってくるが、その攻撃は右に移動する事で回避に成功する。
そのままベーオウルフを中心に反時計回りに移動しつつ牽制の意味を込めてガン・レイピアを発射するのだが、何か意味不明のフィールドのようなものであっさりと防がれる。
「……なんだ?」
あれに乗っているのはベーオウルフ、すなわちキョウスケ・ナンブだ。それを考えると、念動フィールドではないのは確定。そうなるとABフィールドやG・ウォールの類か? アルトアイゼンに装備されている特殊装置はビームコートのみだと思ったが、ゲシュペンストMk-Vは違うのか?
疑問に思いつつ、ファントムを全機使用してゲシュペンストMk-Vの胴体へと攻撃を集中させる。
28機のファントムから発射されたレーザーと、ガン・レイピアから発射された細いビームが胴体の1点へと集中した。
「がああああぁぁぁぁぁっっ」
さすがにこの攻撃は効果があったのか、正体不明のバリアを突破し胴体へと直撃する。
どうやったのかは不明だが、グロウセイヴァーのコックピットにベーオウルフの声が聞こえる。いつの間にか通信が繋がっていたようだ。
「ベーオウルフ、いやキョウスケ・ナンブ。俺の事をまだ覚えているか?」
「敵……不明……破壊…消去」
駄目、か。既にキョウスケ・ナンブではなくアインストと化しているか。
「ならここでマルティンの仇を取らせて貰いたい所だが」
もしここでベーオウルフを倒したとしてもすぐに再生するだろう。実際、マルティンが倒された時にネバーランドのDOBキャノンを直撃させたというのにこうしてピンピンしているのだから。
だが、このまま撤退というのも難しい。モニタにはASRS使用不可の表示が出ているし、もし使用可能だとしてもアインストの特殊感覚か何かでこちらを追尾なんて事になったら洒落にならない。
バリソンが基地攻略をしている場所にベーオウルフを連れて行く? それこそ敵味方関係なく暴れて、混乱しか巻き起こさないだろう。
となると、やはり俺が一時的にでも再起不能にして、その後で撤退というのがベストなのだが。
「問題は勝てるかどうか、か」
いや、弱気は禁物だな。俺は生き残る。その為にこれまで頑張ってきたのだから。
「続けていくぞ!」
ビームガトリング砲で連続してビーム弾を撃ち込み続け、ビームの豪雨とも言えるその速射性から自然と同じ場所に命中するビーム弾が多くなり、ゲシュペンストMk-Vが張っているバリアを突破する。
ベーオウルフに行動の余地を残さない。言うのは簡単だが、実際にやるとなるとかなりきつい。あのベーオウルフと対峙し、移動しながら射撃して命中させ続けるのだから。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ