スーパーロボット大戦OGs
0061話
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機の後ろへ。同時に後方で待機させていたファントムの半数からレーザーの一斉射撃を行い、もう半数はレーザーブレードを展開させて四方八方から突き刺すべく突撃させる。
レーザーの射線軸上にグロウセイヴァーがいる為に本来なら自殺行為ものの行動なのだが、幸いその射線にはゲシュペンストMk-Vという盾がいるので問題ない。
「アダマン・ハルパー、ナイン・テールモード!」
9条の鞭と化したアダマン・ハルパーによる近距離からのオールレンジ攻撃。いくら機体修復が可能な化け物といえども、ファントムの射撃により体勢を崩され、レーザーブレードによる刺突攻撃により機体の十数ヶ所を刺し貫かれて動きを止められたその状態でナイン・テールモードによる9ヶ所同時攻撃を防ぐ事は不可能だった。
SPブーストによりその性能を上げた水銀の鞭により、ゲシュペンストMk-Vは四肢切断、頭部粉砕、おまけに胴体部分もコックピットの部分を狙い分割される。
よし、このままハルバート・ランチャーで消滅さ……!?
クロノスのラックから残った右腕でハルバート・ランチャーを取り出そうとしたその瞬間、背筋にゾクリとした何かを感じた。同時にT-LINKシステムが致命的に嫌な予感を教える。
咄嗟に機体をバックステップさせるのと、ナニカが数瞬前までグロウセイヴァーのいた位置を通り過ぎたのは殆ど同時に起こった事だった。
「何だ?」
よく見ると、ゲシュペンストMk-Vの散らばった部品から蔦のようなものが伸びて近くにある部品を取り込んでいる。
その蔦状のものはどう考えても……
「アインスト、か。機体の状態もあるし、ここにいるのは不味いな」
モニタへと視線を向けると、幸いにもASRSは展開可能になっている。
なら、ベーオウルフは現在行動不能なんだし今のうちに撤退するべきか。
「ASRS展開」
蔦状のものにより、修復されているゲシュペンストMk-Vを横目にASRSを展開してその場を飛び去った。
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