【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第8章】なのはとフェイト、復職後の一連の流れ。
【第3節】意外な取り合わせの合同訓練。(前編)
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」ではない』ということです。
「解りました。訓練場の方さえ確保できれば、こちらは大丈夫です」
「それでは……世間話は、またこちらにいらしてから、ということで。(笑)」
「そうですね。こちらではもう夜も更けて来ましたから……。また時間があったら、昔の母さんの話とかも聞かせてやってください」
こうして、スバルは17日のうちに一連の準備を終えた後、翌18日の昼には改めて全員の予定を調整してから、「24日の朝10時に首都中央次元港を発つチャーター便」を予約しました。
そして、その日の夕方にミウラの引っ越し作業を済ませると、ザフィーラが『ミウラの二週間分の家賃には足りないだろうが、メシぐらいは奢ろう。何でもいいぞ』と言ってくれたので、スバルとミウラは、ここぞとばかりに「ものすごい量の」デリバリーを注文し、その日の夕食は何やらホームパーティのような、人数が七〜八人でも不思議ではないほどの量となりました。(笑)
なお、スバルは22日までは普通に仕事があるので、ミウラは19日からの四日間、ナカジマジムに顔を出したり、アインハルトと会ったりして、かなりのんびりとした時間を過ごしました。
それでも、独りになると、どうしても考えずにはいられません。
女子寮での一件も、ミウラにとっては『友人の悲鳴を聞きつけて、とっさに侵入者を撃退した』というだけの事柄です。「100%の善意」でした行為なのに、こんな仕打ちを受ける結果になろうとは……少なくともミウラ自身にとっては、これは相当に理不尽な状況でした。
この一件の後、ミウラの心の奥では、いわゆる『お偉いさん』たちに対する不満と反感が、深く静かに燻り続けてゆくことになります。
また、22日の晩には、ホテル・アルピーノの方からスバルに業務連絡がありました。
用件は、『滞在時期の重なるお客様の人数が、四名から七名に変更となりましたので、悪しからず御了承ください』という話と、『また送迎用のマイクロバスを出しますので、こちらの次元港への到着時刻が決まりましたら、お知らせください』という話です。
そこで、スバルはバムスタールに、到着はいつものように「現地時間の朝7時」であることを伝えました。
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