【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第8章】なのはとフェイト、復職後の一連の流れ。
【第3節】意外な取り合わせの合同訓練。(前編)
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「まあ、確かに、全員で出られないのは残念だが、その代わりに、公式動画のライブ配信もあるという話だからな。お前たちはここで見ていてやってくれ」
ディエチ「当日に都合がつかない人がいても大丈夫なように、動画は私が録画編集しておくよ」
メグミは続けて、『卒業祝いの類は、特に要りません。どうせ、就職をする訳でも無く、またすぐに結婚祝いをいただくことになってしまうのですから』と遠慮がちに主張しました。
そこで、六人の姉たちは、7月にはその二つの祝いをまとめて、トーマとメグミにそれぞれ何かしら贈り物をすることにします。
続けて、ゲンヤたちはサプライズで、スバルの三尉昇進を祝いました。
スバル自身は『家族には、正式に辞令を受け取ってから言えば良いだろう』と悠長に構えていたので、これには本当に吃驚です。
また、食後には、ギンガとチンクが転居の予定について語りました。
少し気の早い話ですが、将来的にトーマとメグミの間に子供ができることを考えると、この官舎ではいささか手狭になります。そして、官舎である以上は、当然ながら、勝手に「増築」をする訳にもいきません。
そういう訳で、ギンガとチンクは以前から『二人が結婚したら、自分たちもスバルのように、この家を出て職場の近くに部屋を借りることにする』と明言していました。
そこで、今回はちょうど良い物件が見つかったので、少し予定を繰り上げ、この月末には二人でそちらへ転居することにしたのです。ただし、不動産管理会社からは『今はまだリフォームをしているところなので、実際の入居は26日以降にしてほしい』と言われていました。
一方、ディエチとノーヴェは、引き続きこの家に留まり、メグミの花嫁修業や、将来的には育児なども手伝うつもりのようです。
しかし、スバルは『せっかく取れた休暇をただ遊んで過ごす』というのも、何やらもったいないような気がしました。
聞けば、ギンガとチンクも、年度末休暇の日程はスバルと全く同じ「23日から28日までの六日間」なのだそうです。
そこで、スバルはふと「いいこと」を思いつきました。
スバル「ところで、ウェンディが今ここにいるってことは、ティアの仕事ももう終わったんだよね?」
ウェンディ「事件はもうとっくに終わってるんスけど、ティアナは今も〈本局〉で報告書を書いてるっス。アタシはパパりんから呼ばれたんで、ティアナからも『もう帰って良いよ』と言われて帰って来たっスよ」
ノーヴェ「いきなり戦力外通告かよ。(呆れ顔)」
ウェンディ「アタシは、あの種の作業にはゼンゼン向いてないっスよ。メルっちがいた頃には、ティアナも多少は楽ができてたんスけどねえ」
ギンガ(メルっちって……。いや、誰
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