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魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第8章】なのはとフェイト、復職後の一連の流れ。
 【第2節】新暦86年の出来事。(後編)
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度の代物でした。
(それでも、『三回もIMCSに出場して、一度もKOされたことが無い』というのは、なかなか立派な経歴です。)
 しかし、彼女は中卒で陸士訓練校に入り、90年に16歳で故郷ヘレニゼア地方の陸士138部隊に入隊してからは(にわ)かに頭角を現し、同部隊の捜査官を経て、95年の春には21歳の若さで本局所属の広域捜査官(尉官待遇)になりました。
(やはり、「地道な捜査」には、「小動物変身」のスキルは大いに役に立つようです。)
 彼女はそこで偶然にも「同期の広域捜査官」となっていたエトラと再会し、(指導員不足のため?)新人同士でコンビを組まされ、4月の中旬には「いたって地味な初任務」で〈管13マグゼレナ〉の廃都ディオステラへ赴くことになります。
 そのお話は、第二部でチラッとやる予定ですので、この「エトラとディアルディア」のことも、どうぞお忘れなく。】


 一方、昨年のヴィヴィオとコロナの引退によって、ナカジマジム所属のIMCS選手は、今年からアンナ(17歳)と「一卵性双生児のファルガリムザ姉妹」プラスニィとクラスティ(14歳)の三人だけになってしまって、ちょっと寂しい感じでしたが、今年は組み合わせ順にも恵まれて、三人はそろって都市本戦に出場することができました。
 結果としては、アンナは「今のところ自己最高」の3位に入賞しましたが、双子の方は残念ながらベスト8には残れませんでした。
(それでも、翌87年からは、ナカジマジムにもまた新人が増えて、彼女ら三人がナカジマジムを再び盛り上げていくことになります。)

 また、都市本戦が終わった後、アインハルトも「二度目の挑戦」で執務官試験に、今度は余裕で合格しました。
 アインハルトは、リグロマ会長に呼ばれてナカジマジムの「打ち上げ会」にも顔を出し、「覇王流の弟子」であるアンナと互いの健闘を(たた)え合いました。


 なお、ノーヴェがミッドに帰って来たのは、それらがすべて終わり、11月も下旬になってからのことでした。
 彼女はすぐに、八神提督と何やら「内密に」連絡を取ります。
 そして、その後、ギンガとチンクも「時効成立事件の再捜査」を無事に終えて、ミッドに戻り、ナカジマ家はまた久しぶりに家族全員がミッドに揃ったのでした。


 また、管理局では、半年に一度、ベルカ世界で発掘調査などに(たずさ)わっている現地在住の人々の健康のために、大規模な「定期健診」を実施していました。
 12月には、そのための医療船団がまた〈本局〉からベルカ世界へと向かいます。
 そして、今回は、シャマルもはやてからの「秘密の指示」に従って、そのうちの一隻に乗り込んでいたのでした。
【そして、翌87年1月、シャマルは「とある人物」を秘密裡に一隻の小型船に乗せて、(ひそ)かに〈本局
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