【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第8章】なのはとフェイト、復職後の一連の流れ。
【第1節】新暦86年の出来事。(前編)
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MCSにおけるコロナの果敢な戦いぶりに惚れこみ、以後、積極的な求婚を続けた結果、コロナもついに根負けして、それを受け入れた』というだけのことでした。
【婚約が済んで『そろそろ友人たちにも打ち明けておかなきゃ』と思っていた矢先のことで、予定よりも随分と挙式の日程が早まってしまったのは、もっぱら「一足先に結婚したスラディオ(実は、ジョルドヴァングの親友)とジャニス(実は、コロナの親友)のせい」だったのですが、それはまた別のお話です。(笑)】
なお、その結婚式には「新婦の友人」として、ヴィヴィオたち同級生だけではなく、ジャニスやヴィクトーリアも招待されていました。
両家の「家格」には相当な差があり、世間的に見れば、この結婚は完全に「玉の輿」です。そのため、メルドラージャ家の側の「遠い親戚たち」は皆、最初のうちは、コロナに対してやや冷たい視線を向けていたのですが、新婦の友人代表としてヴィクトーリアがスピーチをすると、『ダールグリュン本家の方が、あそこまで誉めるのならば』と、コロナに対する態度をくるりと改めました。
ヴィクトーリア「これで、あなたも『名家』の仲間入りね。(満面の笑顔)」
ジャニス「今後も『家族ぐるみの付き合い』とかがあると思いますので、よろしくお願いしますね。(満面の笑顔)」
コロナ「ええっと……どうぞ、お手柔らかに。(困惑苦笑)」
【その後、コロナは「外見に似ず、メチャメチャ甘々な夫」とともに(見た目は完全に「美少女と野獣」で、あからさまな「犯罪臭」がしましたが)とてもとても幸福な夫婦生活を送り、最終的には2男2女の母になりました。】
そして、翌6月になると、現地では今も語り継がれる、あの〈ディファイラー事件〉が起きてしまいました。
【defileは、「汚す」とか「穢す」とかいう意味の他動詞です。】
第一級指定ロストロギア〈ディファイラー〉は、大きさこそ〈ジュエルシード〉よりも少し小さいぐらいですが、或る意味では、それよりもはるかに危険な「自己増殖型のエネルギー結晶体」です。
『人間の「心の闇」に付け入って、その心を惑わし、操り、蝕んで、一時的に強大な魔力と欲望を与えつつ、その人間の「歪んだ精神エネルギー」を貪り喰って、遅くとも数日後には、その人間の自滅とともに分裂増殖をする』というのですから、これはもう「精神寄生タイプの文明破壊兵器」と呼んでも過言ではありません。
実際、これは『もし完全に放置すれば、その惑星はほんの半年ほどで「無人の世界」と化す』というほどの危険なロストロギアです。
(ディファイラーは、平均6日ほどで二倍に増えますが、2の30乗は10億を超えてしまうの
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