第三章
俺たちはまた職員室にて説教をくらっている。そしてこれはケース 比企谷。
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男が専業主夫になるためにあるようなものじゃないか!よし、俺も専業主夫目指そう!」
さあ、職にあぶれた男たちよ専業主夫になるために立ち上がるんだ!
「いや、ちょっと待て」
なんだよ、平塚先生。ここまで来たら男は専業主夫になるしかないだろ。
平塚先生は小さく咳払いすると、ちらと比企谷の顔を覗き込んで言った。
「あれはあれでなかなか扱いが難しくてだな...、必ずしもうまくいくわけではないぞ?」
「「そりゃ先生だけだ」」
「...あ?」
椅子をくるりと回転して先生は俺と比企谷の脛をうまい具合に蹴った。すっごい痛い。くそっ小声で呟いたのにどうして聞こえるんだ?
比企谷は睨み付けてくる平塚先生をごまかすように話を続けた。
「よ、要するに!そうやって働かなくて済む社会を必死こいて作り上げた働けだの働く場所がないだの言ってるのはちゃんちゃらおかしいわけですよ!」
そうだな。なら働かず専業主夫として頑張ることは間違ってない。
完璧に見える結論。働いたら負け、という比企谷の信念に基づいた結論である。
「...はぁ。君は相変わらずの腐れっぷりだな」
平塚先生は大きなため息をつく。だが、すぐになにか思い付いたのか、ニヤリと笑った。
「女子から手料理の一つも振る舞われれば君の考えも変わるかもしれんな...」
平塚先生はそう言って立ち上がると比企谷の肩をぐいぐいと押し、職員室の外へと連れていく。
「ちょ、ちょっと!何するんですか!痛い!痛いっつーの!」
やっぱ痛いんだ...。
「奉仕部で勤労の尊さを学んできたまえ」
比企谷が何すんですかと文句を言おうと振り返ると、平塚先生は扉をピシャリと閉めた。
「ハハッ...」
やっぱり比企谷は面白い。じゃあ、そろそろ俺は帰るとするかな...。
そして俺は職員室を出た。
「どこへ行くつもりかな?」
...はい、連れ戻されました。
「次は君だ、桐山」
「...はい」
...ライフポイントは4000からスタートするのが通常。
さあ、闇のデュエルの始まりだ...。
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