十二話
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を見た結果。そこまでレベルは高くなかった
控室を出て、外にいた先生の後に続いてフィールドに向かう
「では健闘を祈る。無理はするな」
珍しいな。この先生がそんな事を言うなんて……
「ええ。ありがとうございます」
そうとだけ言い、フィールドに入る
「ッ!!」
フィールドに入った瞬間、頭の中で何かが暴れている感覚に襲われる
昔の記憶がドンドン、フラッシュバックする……
つい、片手で頭を押さえてしまう
≪マスター!!≫
大丈夫だよ。ロンド。逃げちゃダメだ。ちゃんと向き合うんだ……
「……すー……はー……」
大きく深呼吸をして、落ち着かせる
「うん。大丈夫。行けるよ」
≪はい!やりましょう!≫
フィールドの中心に行く前に車椅子のひざ掛けを掴んで、一気に立ち上がる
その瞬間、観客席がざわついた
「ロンド」
≪はい。浮遊魔法を起用します≫
・・・
そして、足に浮遊魔法を使い、立っている状態に見せる
その状態で相手と間、三メートル地点まで行く
相手は汎用型デバイスで、剣型。近接系ですか
「ロンド。Set up」
≪Set up≫
バリアジャケットが展開される。僕のバリアジャケットは黒と鈍銀色を基本としたコートタイプの羽織に動きやすいタイプのズボン。そして手には指だけが出たレザーライトグローブ
≪あちらも準備は出来てるみたいですね≫
あっちもバリアジャケットを展開し、準備万端って感じだ
「では試験、開始!」
開始の合図と同時にシューターを二つ展開し、撃ちだしてくる
「へー。二発だけど、展開速いね」
でも、僕も一撃目の準備は終わってるんだよね。右手にバチッと電気が走る
「ま、届かないよ」
右手を振り、溜めておいた電撃をシューターにぶつける
「むっ……」
衝突した瞬間、大量の煙幕が視界を覆う
「煙幕弾……」
アスみたいですね。こんなに多くはださないけど
「はぁ!」
後ろからの襲撃。はっきり言って、まるわかりかな
「はいはい。わかってたよ」
少し首を動かして避け、腕を掴みそのまま背負い投げをする
でも、地面につく前に手を放したから、バウンドして吹っ飛ぶ
「煙幕弾で視界を覆い、後ろからの襲撃で最初の一撃を取るってところかな」
誰でも思いつくね。でも、このパターン昨日も見たような……
「それじゃあ、ロンド。行くよ」
≪はい≫
僕は魔力変換資質で変換した魔力を両手両足の指先に集中させる
「雷装……展開!」
僕の両手両足には巨大な雷の爪が展開された
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