暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
十二話
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「どうだ?」

「ええ。友達も連れて行っていいとの事でしたよね?」

「ああ」

だったら、了承しようかな

「わかりました。二人ほど連れて行きます」

「ああ。ありがとうよ。んじゃ詳しい事は後でメールする」

「はい」

それで通信は切れた

〜回想終了〜


「ってわけだ」

「なるほどな……。確かに惹かれる物はあるな」

アスは少し考える仕草を見せ、こう言った

「わかった……。俺も試験休みは暇だ。今回の反省も含めて、一緒に行こう……」

「助かるよ。詳しい内容は後でメールするから」

「ああ」

さて、次はミルテか。起きてないと思うからメールうってっと……

「俺はもう帰るぞ……」

そう言ってベッドから出て、立ち上がるアス

「先生。もう大丈夫ですので……」

「あら?そう?だったら、気を付けて帰るのよ」

「はい。失礼しました……」

アスはさっさと帰ってしまった

「次はっと」

そっと、ミルテの寝てるベッドにカーテンをめくり、中を覗く

「まだ寝てるみたいだね」

ミルテは規則正しい寝息を立てて、眠っていた

「襲っちゃダメよー」

「誰も襲いませんよ」

あの先生の頭はそう言う事しかないのかな?

ミルテが寝ているベッドの横に車椅子をつけて、ミルテを見る

「ちゃんと治してもらってるね。でも一応」

ミルテの上に手をかざす

≪回復魔法開始します≫

僕の足元に鈍銀色のベルカ式魔法陣が展開され、ミルテに回復魔法をかける

少しすると、ロンドが止める

≪どうやらほとんど完治しているようです。補助として、擦り傷とかを念入りに治癒しておきました≫

「ありがとう。ロンド」

女の子だからね。傷痕なんて残ったら可哀想だからね

「ま、よく頑張りました。ミルテ」

優しくミルテを頭を撫でる

「実力差があったとは言え、あそこまでアインハルトさんを追いつめたなら満点だよ。ミルテとしては納得がいかないと思うけど……」

負けず嫌いなところがあるからね。昔は粘られたあげく、重ノ型を使われて負けたからね

「だから、もっと強くなろう?ミルテが強くなりたいって言うんなら、僕は協力するから」

聞こえていないってわかっていても話してしまうのは多分、普段は言えないからだと思う。面と向かってなんて悪いけど言えない

「じゃあ、僕はもう行くよ。また明日ね」

撫でていた手を離し、カーテンから出て、先生のところに行く

「先生。この後はお暇ですか?」

「あら何?お誘い?」

言い方が悪かったかな?

「いえ、もしお暇ならミルテとアインハルトさんを送ってもらいたいんですよね
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