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魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
十二話
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使ってた時だったからね

「だから、俺なりにたどり着いた必殺級の魔法……。それが収束砲だ」

「でも、アス。今のレイヴンには収束魔法は負荷が大きいよ」

カートリッジシステムがないのも痛手だしね

「ああ。ホントは今回は使わない気だったんだがな……」

「最終的に使って、それを逆手にとられちゃ意味ないと思うよ?」

「うっ……」

ま、反省する点はいくつもあるってところだね

「そんなアスにとっておきな招待状」

「なんだ……?」

モニターを表示して、招待状の画面を映す

「これは?」

「どうやら試験休みを利用した特訓合宿らしいんだ。それに僕が誘われたから、道dゲフン!アスも誘おうと思ってね」

「今、道連れって言おうとしなかったか……?」

気のせいだよ気のせい。誰が親友を道連れすると思う?

「お前ならりやかねん……」

「信用ないなー」

ま、昔から色々とやってきたからね

「でも、何故お前に……?お前はその足だし、特訓には参加できないだろう?」

「いや、とりあえず説明するとね」


〜回想〜

昼休みが終わり、アス達が先に模擬戦場に行った後。教室でのんびりしてた時……

≪マスター。ノーヴェさんから通信です≫

「ノーヴェさんから?何だろ。繋いで」

≪はい≫

モニターが表示され、そこにノーヴェさんの顔が映る

「よっ。クロム。今、大丈夫か?」

「ええ。大丈夫ですよ」

「良かった。んじゃ早速なんだけどよ。お前、試験休みは暇か?」

試験休み?あー…別に予定は入れてなかったような気がした

「はい。暇ですけど」

「じゃあよ。合宿いかねぇか?」

「合宿……ですか?」

合宿って何の?

「ああ。特訓合宿なんだけどよ。あたしや姉貴もいるし、ヴィヴィオ達もくるんだ。どうだ?」

「嬉しいお誘いですが、この足ですし、皆さんに迷惑をかけてしまいます」

ホントに嬉しいお誘いだけど……

「いや、お前にはただの休養って意味でも来て欲しいんだよ」

「休養ですか?そこまで疲れてはいませんが……」

「アインハルトの面倒見たりで疲れてるだろ?主に精神面が」

あはは……。アインハルトさんが近くにいなくてよかった

「合宿場所は回りが森だし、安らげるだろう。1人がいやなら友達連れて来たっていいし」

「んー…」

確かに安らげるような気がしますけど……

「しかも魔導師ランクAAからオーバーSのトレーニングも見られる」

「ッ!?」

魔導師ランクAAからオーバーSのトレーニング。あの二人のレベルアップにはいいかも知れない。後は、理論だけだった物の試運転だって……


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