暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
十二話
[4/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ルが低かったって事なんだけどね

「それに、足も少し捻ってるよね」

「……捻ってなんていません」

それは肯定と同じ事だよ

「見様見真似で縮地を使ったんだ。着地に失敗して、足捻ってるよね。ちゃんと見てるからね?引き摺ってこそないけど、足に気を遣いながら歩いてることぐらい」

「……」

プイっと顔を背けるアインハルトさん

「ほら。行きますよ」

「あ、引っ張らないで下さい…!ちゃんと自分で歩きますから…!」

車椅子の動かすスピードでアインハルトさんを引っ張って医務室に向かう


「失礼します」

「あら?逢引きならお断りよ」

やっぱり来るんじゃなかったかな?

「誰が逢引きですか。ミルテとアスの様子はどうですか?」

「二人共、擦り傷とかは多いけど、別に骨が折れたとかひびが入ったとかはないわ」

あれで骨が逝ってないってすごいなー。リーヴァの一撃なんて絶対、肋骨の一本や二本持ってかれたと思ったんだけどな

「それじゃあ、こっちもお願いします」

アインハルトさんを前に出す

「あら?ミルテちゃんの対戦相手のアインハルトちゃんじゃない。どうしたの?」

「最後のミルテの一撃が時間差で骨にひびを入れたみたいなので、診断お願いします。治せるようだったら、治しちゃってください」

「わかったわ。いらっしゃい」

流石に観念したのか、大人しく先生の近くに行くアインハルトさん

「さて」

この模擬戦場に備え付けてある医務室のベッドは全部で五つ。内二つだけがカーテンが閉まっている状態。まだ寝てるのかな

「そーっと」

「俺は起きてる……」

一番端のベッドを覗いてみると、アスが起きていた

「みたいだね。リーヴァはどうだった?」

カーテンの中に入り、ベッドの横に車椅子をつける

「完敗……だ」

「そうかな?完全敗北ってわけではなさそうだけど?」

リーヴァだって、最後の方は立ってるのもやっとの状態だったろうし……

「でも、専用デバイスとオリジナルの魔法には驚いたね。いつからだい?」

「魔法は半年くらい前だ……。デバイスはつい二日前に届いた…」

二日か。よくあそこまで使いこなせたね。二日だとまだ慣れなくて難しいくらいだと思うけど

「二日徹夜して慣らした……」

なるほど、だから勉強がおろそかになっていたわけだね

「それにしても、アスが収束魔法に走るとは意外だったな」

数で攻めるタイプは複数操作を基本の戦術にするからね

「昔、お前俺に言っただろ…?」

「え?何を?」

「アスには必殺級の技や魔法がないよねって……」

あー確かに言ったような気がする。でも、あの時はまだ汎用型を
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ